第三種郵便物・第四種郵便物の活用法

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印刷物をお得に送る裏ワザ!第三種郵便物・第四種郵便物の活用法

 手紙、はがき、ゆうパックなど郵便は私たちの生活に欠かせないものですよね.
普段何気なく利用する郵便ですが、実は種類によって料金や扱いが異なります。郵便物には第一種郵便物、第二種郵便物、第三種郵便物、第四種郵便物の4種類があります。
簡単にご説明すると、第一種郵便物が定形郵便物、定形外郵便物などの手紙に分類される郵便です。第二種郵便物がはがき、往復はがきです。
そして今回はあまり知られていない第三種郵便物・第四種郵便物について詳しく解説します。

第三種郵便物・第四種郵便物とは?他の郵便と何が異なるのかを簡単に説明

第三種郵便物・第四種郵便物の開封加工
 第三種郵便と第四種郵便は、一般的な手紙やハガキとは異なる種類の郵便物です。それぞれ、特定の条件を満たす内容物を対象として、料金が割安に設定されています。郵便代も高くなってきていますのでお得に送れるのであれば大変ありがたいですよね!
では一体どういう条件になるのでしょうか?下記に分かりやすくまとめましたので参考にしてくださいね。
  • 第三種郵便物:郵便局の承認を受けた定期刊行物を、低額な料金で送ることができる
    年間発行回数が4回以上、1回の発行部数が500部以上
  • 第四種郵便物:一定の条件を満たした郵便物のことで、通常の料金よりも安く送ることができる
    「通信教育用郵便物」「点字郵便物、特定録音物等郵便物」「植物種子等郵便物」「学術刊行物郵便物」の4つ

第三種郵便物・第四種郵便物の料金体系を解き明かす!

郵便局

 2024年10月1日(火)から郵便料金が変わりました。郵便サービスの安定的な提供を維持していくため、値上げされています。
 では第三種郵便物・第四種郵便物の料金はどう変わったのでしょうか?答えは「第三種郵便物・第四種郵便物の料金は変わっていません」 すでにご利用されている場合は値上がりせず今回は一安心ですね。

第三種郵便物の郵便料金の条件

第三種郵便物・第四種郵便物の開封加工
 第三種郵便物の郵便料金は、条件によってさまざまです。例えば、毎月3回以上発行する新聞紙(50gまで)は42円、50g増えるごとに6円増と細かく料金が決められています(上限は1kg以内)
心身障がい者団体の発行する定期刊行物を内容とし、発行人から差し出されるもので、毎月3回以上発行する新聞紙(50gまで)は8円、50g増えるごとに3円増(上限は1kg以内)
それ以外の第三種郵便物は63円(50gまで)、50g増えるごとに8円増(上限は1kg以内)となっています。
 料金は重量、種類などによって細かく分かれており、やや複雑です。具体的な料金は、日本郵便のホームページや郵便局の窓口でご相談されるのが良さそうです。下記の郵便局のサイトに料金表がわかりやすくまとめられているので、ご参考になさってください。

また日本郵便のホームページでは、料金シミュレーションを行うことができます。

第三種郵便物・第四種郵便物の規定要件とは

第三種郵便物・第四種郵便物の開封加工開封加工+口糊加工

 第三種・第四種郵便は、特定の条件を満たす内容物に限られ、料金が安価に設定されているのが特徴です。料金が安価なため、定期的な刊行物、例えば新聞や会報、学術書を発行している場合や通信教育などに利用されます。ただし第三種郵便物として送付するには、事前に日本郵便の承認が必要になりますのでご注意ください。承認された刊行物には、奥付に「第三種郵便認可」と記載します。

※第三種郵便物・第四種郵便物の承認を受けるには一定の条件が必要です。詳細は郵便局にてご確認下さい

第三種郵便物・第四種郵便物の開封加工ってなに?

第三種郵便物・第四種郵便物の開封加工

 第三種郵便物・第四種郵便物として送るには、原則として「開封加工」が必要となります。では開封加工とは一体どんな加工でしょう?
封筒の開封加工とは、第三種郵便、第四種郵便で中身を確認できるように開封用の穴を開けておく加工のことです。内容物が規定に適合しているかを確認するために必要なものです。

 上記の画像をご覧ください。このように封筒のフタの一部や、封筒の側面の一部に穴を開ける加工をします。この開いている部分から、「第三種郵便認可」と刊行物に記載されているか、第四種郵便物であれば植物種子が入っているか、などを確認できるようになっています。

 特殊な形状のため型を作って抜かなければならないのでは?と疑問をお持ちになるかもしれませんが、ご安心ください。フタの抜き位置をズラして抜くだけですので当店にある抜き型で加工することができます。

第三種郵便物・第四種郵便物の開封加工は封筒専門店の封筒屋どっとこむへ

第三種郵便物・第四種郵便物の開封加工厚紙封筒への開封加工
 条件を満たしていれば印刷物をお得に送ることができる第三種郵便物・第四種郵便物。これを活用しない手はありませんよね!
印刷物を大量に送る必要がある場合や、予算を抑えたい場合は、第三種郵便物・第四種郵便物を活用することで、大幅なコスト削減が期待できます。

第三種郵便物・第四種郵便物として送るには、「開封加工」が必要になります。封筒専門店の「封筒屋どっとこむ」では、どの位置に確認用の穴を開けるかというご相談にも対応することができます。中身を確認できれば良いため、穴を開けずに透明のPP袋を使うこともありますよ。第三種郵便物・第四種郵便物は規定要件が複雑なので、日本郵便のホームページや郵便局の窓口でご相談されるのが一番近道ですが、何か疑問点があれば当店までお気軽にご相談ください。

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