ExcelやWordで作ったデータからオリジナル封筒を作る方法

　結論から言うと、オフィスソフト（ExcelやWord）から直接封筒を印刷することはできません。
なぜなら、封筒はミリ単位の精度が求められる印刷物であり、オフィスソフトでは細かいデザインの調整や印刷設定が難しいからです。

　一方、制作などのクリエイティブな作業には業界のデファクトスタンダードになっているAdobe（アドビ）社のAdobe Illustrator（アドビイラストレーター）、Adobe Photoshop（アドビフォトショップ）などといったデザインソフトがあります。これらは、精密な作業が得意で、印刷用の色の三原色であるCMYK（シーエムワイケー）でデータを作ることができます。オフィスソフトでは光の3原色であるRGB（アールジービー）となってしまうため、印刷物制作には適していないのです。

• CMYK： 印刷用の色

• RGB： ディスプレイ用の色。Webデザインなどに使われる

　「クリエイターが使うイラストレーターやフォトショップなんて持っていないし、使いこなせないよ」という方もご安心ください！当店ではエクセルやワードでお作りいただいたデータを元に、イラストレーターやフォトショップで封筒をデザインしたり、印刷物に適したデータをお作りいたします。
ただしデータ作成料3,000円（税別）が必要となります。

　「そもそもオフィスソフトを使っていなくて…」「オフィスソフトはあるけれど画像の扱いが難しくて…」という場合でももちろんご安心ください。手書きのラフスケッチや写真からでも封筒をお作りすることはできるんですよ。封筒の、どの部分に、どのくらいの大きさでロゴや文字を配置したいかをお伝えください。またデザインが2色以上になる場合は、どの部分がどの色になるかをご指定ください。
　そして「ラフスケッチも写真もないけれど、封筒を作りたい」という方は、テキストだけでもかまいません。書体のイメージ（ゴシック体・明朝体・丸ゴシック体など）をお伝えいただいたり、イメージに近い字体の切り抜きなどを添えていただけると幸いです。

　オフィスソフトなどで作られたロゴのデータ起こしもお任せください。イラストレーターで「トレース」という作業を行い、御社のシンボルマークやロゴマークなどをデータに起こします。少し難しくなりますが、絵や写真を「ラスターデータ」と言います。これをイラストレーターでなぞり、いくら拡大縮小してもキレイな「ベクターデータ」に変換する作業です。
また書体をご指定いただき、当店に同一書体のご用意がない場合は、類似の書体での代用となります。

• ラスターデータ： 写真など、細かい情報量が多い画像に適している。

• ベクターデータ： 拡大縮小しても画質が劣化しないので、ロゴやイラストに適している。

　エクセルで封筒に宛名印刷は黒1色のみ承っております。また印刷が可能かどうかは封筒サイズ、紙質、枚数によって異なりますので、お気軽にお問い合わせください。加工方法によって料金が変動いたしますので、詳しくはお問い合わせ下さい。