封筒印刷よもやま話

長期保存資料が劣化する原因と、保存保護用紙「AFプロテクトH」について

AFプロテクトHの紙見本
「昔の資料が変色や虫食いによって判読が出来なくなってしまった」
「劣化してしまった資料をせめて現状維持させたい」という経験はありませんか?
貴重な資料は半永久的に良好な状態を保ちたいですよね。

例えば、少部数だけ限定出版した社史、創立当初の頃の社内誌、広報誌、有名人のサイン色紙、写真・フィルム、地図、古書、直筆原稿などなど。
このような貴重で大切な資料は、丁寧に保管しているつもりでも、
いつの間にか傷んでしまっていることがあります。
そこで、この記事では紙の資料が傷む理由と、紙の資料を保管する上で最適な紙(袋・封筒に使う紙)をご紹介いたします。

保管している紙の資料が傷む原因

紙の資料が傷む原因というのは色々ありますが、資料が劣化・損傷すると、
最悪の場合資料が判読不能になってしまい、必要な時に使えなくなってしまいます。

紙の資料が劣化したり損傷する原因としては以下のようなものがあります。

資料が酸化しやすい紙でできている(内的要因)

19世紀半ばから近代製紙技術により大量生産されていた洋紙は、
インキのにじみ止めにロジン(松やに)が使われ、そのロジンを定着させるために
硫酸アルミニウムが使われていました。

硫酸には脱水作用があり、紙が固く脆くなる原因となります。
つまり、紙に含まれる硫酸アルミニウムが原因で、紙が酸化してしまうのです。
なお、硫酸アルミニウム等を用いて製造した紙を酸性紙と呼びます。

このような昔の紙以外にも、現在の日本においても新聞紙や包装紙など、
中性紙化が進んでいない紙もあります。
保存したい資料の紙が酸性紙だと、どうしても酸化による紙の劣化が起こりやすいということです。

紫外線や湿度などの外的要因

酸性紙という内的要因に加え、以下のような外的要因も紙資料の劣化の原因となります。

1.光・紫外線による影響

資料が劣化する原因-光・紫外線
太陽光や蛍光灯の光の中に含まれる紫外線は、紙の劣化を進めて脆くするとともに、
印刷された文字や図を退色させてしまいます。
紫外線の影響を避けるには、日光はもちろんのこと、
蛍光灯の光も当たらないように保管するのがベストです。

2.温湿度の変化

資料が劣化する原因-温度・湿度
温度や湿度が原因でカビが発生した場合は、紙にシミや変色を引き起こす原因になります。
また、空気が極端に乾燥した状態で資料を保管していると、紙に含まれる水分が失われることも。
紙が湿気を含んだり乾燥したりを繰り返すことも資料が傷む要因になります。
そのような現象の繰り返しが続くと紙に含まれる水分が失われ、紙のしなやかさが無くなり、
紙がボロボロに劣化してしまうことにつながります。

3.虫による虫食い(穴あき)や汚れ

資料が劣化する原因-虫食い
前述の「2.温湿度の変化」でお伝えしたように湿気などによって資料にカビが発生した場合、
そのカビに虫が集まって、虫食いによる穴あきや虫の死骸によるシミが起こることもあります。
虫食い、そしてその原因となるカビを防ぐには、
保管場所の湿度を管理する、通気性をよくするといった対策が必要です。

【参考】紙の資料の保管場所の湿度の目安としては、湿度65%を超えないようにすると良いようです。 「恒常的に湿度が65%を超えるようになるとカビが発生する確率が高まると言われているので、
湿度65%を1つの目安として考えることができます。」
(引用:国立国会図書館 温湿度管理


4.天災・人災による物理的な損傷

資料が劣化する原因-天災・人災 地震や水害などの震災、火災などの人災で資料が損傷することもあります。
また災害や人災だけではなく、誤って資料を落としてしまったり、破ったりしてしまうこともあり得ます。

地震などの災害は防ぐことができませんが、
紙の資料が傷む原因をできるだけ排除して保存するのが大切です。

そこで次は、紫外線や湿度、虫食いといった資料が劣化する外的要因から中身を守ってくれる紙・封筒をご紹介します。

資料の保護に最適な保存保護用紙「AFプロテクトH」

AFプロテクトHの紙見本 できるだけ手軽に紙の資料を保管できて、
劣化も防ぎたいという方にオススメなのが、保存保護用紙で作った封筒を使用するというものです。

保存保護用紙として封筒屋どっとこむがオススメするのは「AFプロテクトH」です。

AFプロテクトHは、資料保管に最適な良質化学パルプと厳選した薬品を使用しています。
変色の原因となる「リグニン」や酸性物質を含まない中性紙です。

この「AFプロテクトH」は、光・紫外線や温湿度の変化、ホコリなどから
資料を守る為の封筒や保存袋に最適です。 大量の資料・書物を保管している国立国会図書館の保存封筒にも採用されています。
それくらい保存保護用紙として信頼性の高い紙と言えます。

さらに封筒の“糊しろ”が外に出る貼り方にすると資料を傷つける心配もありません。
厚みのある資料を入れるのであれば、フタを大きめに作成するのもおすすめです。

AFプロテクトHで作った封筒 ↑↑↑AFプロテクトHで作成した封筒
外貼り加工(AFプロテクトH) 外貼り加工の例(AFプロテクトH)↑クリックで拡大画像が開きます
また、マチ付きの封筒を作成すれば、大型の資料、まとまった量の資料、
厚みのある書籍などの保管も可能です。

まとめ


今回は、紙の資料が劣化する原因と、
その対策として保存保護用紙「AFプロテクトH」の紹介をさせて頂きました。 紙の資料が劣化する原因は紙に使用されている化学物質による酸化現象(内的要因)と、 光や紫外線、温湿度の変化などの外的要因があります。このような紙の劣化要因から資料を守るなら、
保存保護用紙の「AFプロテクトH」で保存用封筒を作り、保管するのがオススメです。

ぜひご参考になさって下さい。

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