封筒を目立たせて手に取ってもらう方法7選
目立つ封筒を作りたい。 DMなどの封筒の開封率を高めたいとお客様からご相談を頂くことがあります。 そこで今回は、すぐに取り入れて頂ける目立つ封筒にする方法を7つご紹介いたします。 DMの開封率を高めたい方、封筒をお客様に手に取って欲しい方、ぜひご覧ください!
封筒を手に取ってもらう、開封してもらうには?
封筒を手に取ってもらう、開封率を高めるためには他の封筒に埋もれない、 以下のような目立つ仕様にするのが一つの手です。
1.封筒のサイズ形状を変えてみる。
毎日送られてくる同じようなサイズや形状の郵便物に埋もれてしまわないためには、 少しだけ大きさを一般的なものより変えてしまうだけでも受け取った人には印象を残すことができます。
★封筒屋からのワンポイントアドバイス
かなり小さな封筒や、かなり大きな封筒に関しては、製作の難易度が高くなります。 そのため、規格であるようなサイズに比べて予備枚数 (型合わせや印刷の色調整等に使用する予備の枚数)が多く必要となります。 また、内職作業などで通常より製作期間が長くなることがあります。 あらかじめご了承くださいませ。 正方形の封筒の作成も90×90mmの小さなサイズから、 300×300mmの様な大きなサイズも加工可能でございます。
2.紙の用紙の色や質感を変えてみる
一般的な紙と少し色が違う、質感が違うといっただけでも印象は変わってきます。 また、紙自体を金色にするとかなり目立ちます。
蛍光色の紙を使う
普通の茶色い封筒や白い封筒は何だか味気ない。 かといってパステルカラーの封筒もイマイチ物足りないという方。 そんな方は光沢・蛍光紙といった特殊な紙を使って封筒を作成してみてはいかがでしょうか。 光沢紙とは名前の通り光沢のある紙のことで、蛍光紙も同じく蛍光色の紙のことです。 注意喚起や重要度高める意味で、黄色や赤色(ピンク)を使用されている方もおられます。 よく使われるクラフト紙やケント紙に比べると費用は掛かってしまいますが、 インパクト抜群でかなり目立ちます。
金銀色の紙を使う
金色や銀色に輝く光沢紙を使って作った封筒はとてもゴージャスな印象を受けますし、 蛍光カラーの封筒なんてハイセンスな感じがしますよね。 デザインにも凝って作成すればさらにインパクトも増すでしょうし、 受け取った方は忘れられないような封筒になるでしょう。
★封筒屋からのワンポイントアドバイス
金色の用紙・蛍光カラーの用紙は、紙自体のお値段が高く、また特殊な印刷方法を用いる必要があるため、 通常の封筒よりも割高になります。 また、鏡面の紙は製袋機械との擦れにより、光沢や印刷面の汚れが出る場合があります。
3.表面加工をする(箔押し・エンボス加工)
箔押し
金箔押し 銀箔押し
文字を目立せる方法として通常の印刷ではなく箔押し加工をする方法もあります。 文章部分だけではなく企業ロゴなどのポイントとなる部分を箔押しにしておくだけでも 大きなインパクトを与えることができます。 封筒への箔押し(金・銀etc.)詳細はこちら
エンボス加工
箔押しとならび、エンボス加工で凹凸をつけるのもおすすめです。 エンボス加工とは、 紙の裏面を押し上げて表面を浮き上がらせる(盛り上げる)ことで立体感を出す加工です。 インクを使用せずに模様を入れたり、手触りを良くしたりすることができます。 凸(浮き上げ) 凹(浮き下げ) エンボス加工の詳細はこちら
★封筒屋からのワンポイントアドバイス
既製品に箔押を加工する場合、加工時のプレス跡が封筒裏面に出たり、 貼り合わせ部分の段差が筋の様に出る場合があります。 デザインによっては、貼り合わせの部分の柄が上手く繋がらなかったり、 ズレや余白が潰れてしまう可能性もございます。
4.頭ベタ(フタベタ)印刷をする
封筒のフタ部分を印刷で塗りつぶす「頭ベタ(フタベタ)印刷」は、 なるべく低予算で封筒を目立たせるのにぴったりです。 頭ベタ印刷はフタ全体を塗りつぶす他、社名やロゴを白抜きにすることも可能です。 上手く利用すれば、低予算でも封筒を目立たせる事が出来ます。 頭ベタ(フタベタ)印刷の詳細はこちら
★封筒屋からのワンポイントアドバイス
既製品封筒に頭ベタ印刷をする場合、封筒の裏部分に汚れがつく可能性があります。 また、封筒印刷の際、底部分を咥えて下から印刷を行います為、 フタ部分と左下の社名ロゴの色味が同じ場合は、 ロゴ部分の延長線部分にあたるベタの色が少し薄くなる現象が起こる可能性があります。 ご心配の場合は、特注製作に切り替えていただくと、上記の問題は解消されます。
5.封筒に開封しやすい加工をする
封筒を開封する際にハサミを使用しなければならないと思うと、 開封するのに億劫だと感じる事もあるかと思います。 オススメなのは、封筒のフタに開封しやすい加工を施すことです。 切り取り線に沿ったミシン目の加工や、お菓子のパッケージの様にジッパー加工をすると、 開封する手間が大幅に軽減されます。 袋の端をつまんで引っ張るだけで簡単に開封ができる袋とじ封筒も可能です。 ジッパー加工 ミシン目加工 ジッパー、ミシン目加工の詳細はこちら
6.封筒にユニークな窓を付ける
封筒にユニークな窓をつけるのも封筒と封入物が目立ち、開封率アップに役立ちます。 例えば、大きな窓を付けて中身を見せると、中の封入物が気になり、思わず開封したくなります。 また、窓の形が特殊であれば、興味もそそられるのではないでしょうか。 商品パッケージ用(お菓子・DVD封入用)として、丸窓・全面窓を使用されている方もおられます。
7.封筒を透明・半透明にする
透明なフィルム(OPP袋)を使う
フィルム封筒は全て透明で中の見える封筒です。 ツヤがあり、中の広告や品物をキレイに見せてくれるので、 お客様の反応がよくDM(ダイレクトメール)に適しています。 OPP・CPPの封筒であれば、ごみ焼却時にダイオキシンが発生しない為、環境にも配慮されています。 OPP袋のお取り扱いは封筒屋どっとこむにもございます。 ポチ袋の封入用としてご利用頂くことが多いです。 オフセットの印刷も可能です。 (既製品は底から8mm、サイド端から1mmが印刷不可範囲となります。) 詳細はコチラをご確認ください OPP封筒・CPP封筒
半透明の封筒を使う
パッケージ用の封筒や招待状などでオシャレな少し透けた封筒を作成したいという方には トレーシングペーパーや純白ロールを使用して作成する方法もあります。 ただし、トレーシングペーパーを使用する封筒作成は非常に難しいです。 糊付け部分が波打ちしてしまったり、封筒自体にキズが付きやすく、 キズが目立ちやすいデリケートな封筒となります。 トレーシングペーパーの封筒 そこで、トレーシングペーパーよりも純白ロール紙がおすすめです。 手軽に透け感を出すことができます。 純白ロールの封筒 純白ロール紙は表面がつやのある紙で神社のお守り用封筒に使用される事が多い紙となります。
まとめ
今回は、封筒を目立たせるにはどのような手段があるか、という点でいくつか方法をまとめさせて頂きました。 紙・加工・印刷を工夫することによって、他の封筒との差別化を図ることが可能です。 ご予算や使用用途に合わせて、何を変えるか。ぜひ封筒をお作りされる際の参考にして頂ければ幸いです。 また、ご不明な点や封筒を作る際の疑問などありましたら、 封筒屋どっとこむにお気軽にお問い合わせください。
関連リンク
【封筒加工】 ・頭ベタ印刷 ・OPP/CPP封筒 ・ミシン目 ・箔押し
(記事公開:2011.7.7 記事更新:2020.5.14)
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