水に強い耐水ペーパーで作る封筒

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重要な書類や大切な商品などを発送する際、天候によっては水濡れの心配があります。
あらかじめ商品や書類をビニールなどで包んでから封入すれば、中身が水に濡れるのを防ぐ事ができますが、
量が多いと作業が一つ増えただけでも、かなりの時間や手間がかかってしまいます。

そこでおすすめなのが水に強い紙素材を使った封筒の使用です。
封筒そのものが水に強ければ、余分な手間をかけずなおかつ水濡れの心配なく、
書類や商品を発送する事ができるようになります。
水に強い素材といってもさまざまなものがありますので、ご紹介させて頂きます。

まずはPP加工です。
紙の片面をポリプロピレンという樹脂でコーティングします。
ポリプロピレンは水をを通しませんので、PP加工を施した面を外側に加工すれば水に強い封筒ができます。
光沢のあるグロスPP加工と、光沢を抑えたマットPP加工がございますので、
どちらかお好みの方をお選び下さい。

なおPP加工は原紙を仕入れて加工するため、別途PP加工代金が発生します。

マットPPが施された封筒に水を垂らしてみても紙に染み込んでいきません

黒いマットPPがされた封筒に水を垂らす実験

もともと撥水性の高い紙であれば後の加工は不要ですので、加工代金を抑えることが可能です。
封筒屋どっとこむでは、白い紙クラフト紙に撥水性をもたせた【撥水ラップ】という紙にて
封筒製作を承っております。

【撥水ラップ】は高品質オフセット印刷が可能ですのでご希望のデザインを印刷するのはもちろんのこと、
油性ボールペンやサインペン、鉛筆での筆記も可能です。

また撥水ラップであれば、長3、角2、洋長3(洋0)サイズで既製品封筒の取扱がございますので、
オーダーメイドよりもグッと価格を抑えて、水に強い封筒のご案内が可能です。

※PP加工も撥水性の高い紙「紙の断面」は耐水性、撥水性がございませんのでご了承ください。

水に強い耐水ペーパーというと「タイベック」もそのひとつです。

「タイベック」とは密度の高いポリエチレンで作られた不織布で、濡れても破れる事がありません。
また破れたり裂けたりする心配のない丈夫で軽い素材です。
そのため、建築や医療、農業、工業など幅広い分野で使われています。

タイベックという素材です。見覚えがある方も多いのではないでしょうか?


耐水性の強いタイベックの角2封筒の質感画像

実は神社のしめ縄の紙垂(藁の縄に取り付けられている段々に折られた紙)にも使われています。
このタイベックで封筒を作れば、書類や商品を安心して発送する事ができるでしょう。

タイベック封筒も一般的な角2サイズですと既製品の取扱がございますので、お求めやすくなっております。
封筒屋どっとこむでは、用途や内容物に合わせた様々な大きさや形、素材、加工などのオリジナル封筒を
オーダーメイドでお作りしております。
水に強い紙で作る封筒以外にも、多種多様な仕様の封筒の作成が可能です。
オリジナル封筒作りに関するお悩みやご相談などがございましたら、
お気軽に封筒屋どっとこむまでお問い合わせください。

封筒作成について

オリジナル封筒作成について紹介します