窓加工を応用してカードポケット付き封筒などが作れます
今回は窓加工の裏技的な使い方をした封筒を紹介します。
写真の封筒は、左上に名刺などのカードを入れられるポケットが付いた封筒になっています。
この加工、実は窓貼りと同じ要領で出来るんです。
変える点は、窓を貼り付ける糊部分を口の字からコの字にするだけ。
とてもシンプルな方法ですが、これだけで新しい使い方やニーズを掘り起こすことができます。
封筒は色々な加工や形状が組み合わさって出来ているので、ちょっとした工夫で、可能性は大きく広がるのも魅力です。
ちなみに今回、こちらの封筒を紹介する動画も作成しました。その方法は、裏面「編集後記」をご覧下さい。
タクセルの出来事(~封筒屋フェイスブックより~)
テトラ型封筒
わたくし鳥山がコレクションしている封筒をご紹介します。
今回は「アラスカ文具店」さんのテトラ型専用の封筒をご紹介します。
ほぼ正方形に近い封筒であれば変形して、テトラ型(立体的な三角の形状)にできます。
それ専用の封筒。フタを半分だけ残し、テトラにした際に閉じられるように工夫しています(恐らくフタとして作っているのではなく、胴体部分をカットしているのだと思います)。
買わなくても簡単に作れるのですが、珍しかったので思わず購入してしまいました。
おそらく日本製だと思うのですが、かなり良い仕上がりの封筒です。
サイズは85mm×96mm、フタは18mmです。
封筒加工レポート…【アドヘヤ加工について】
今回は弊社のアドヘヤ加工についてご紹介します。
(アドヘヤ=封筒のフタを閉じるだけで封緘できる口糊加工)
対応している封筒のサイズは、巾は70mm~169mm、天地は120mm~332mmの範囲です。
サイズの範囲内だと写真のように縦に長い封筒も流すことができます。
様々なサイズに対応できるのはもちろん、様々な口糊加工も出来ますので、お客様のご要望に合わせて対応させて頂きます。
二つ窓の封筒(作品事例)
こんにちは。封筒屋どっとこむの福崎と申します。
今回は少し初心に立ち返りまして、当店の得意分野の一つである窓付き封筒をご紹介いたします。
特注製作ではシート状態で様々な加工をしてから、製袋加工に入りますので、抜く型さえあれば、封筒の色々な場所に窓を付ける事が可能です。
抜き型もたくさんのサイズをそろえております(700種類程度の型があり、現在も増えていっております)ので、既製品にはない様々な窓付き封筒をお作りする事が可能です。
今回ご紹介する株式会社ラクーン様の様な二つ窓が付いている封筒も特注製作ならではの封筒です。
二つ窓にする事により、封筒発送先の情報だけではなく別の情報も見せる事ができます。
そのため、経理書類などお客様に対して定期的に大量の書類を発送される際は一度ご検討いただきたい加工になります。
最近では二つ窓だけではなく、三つ窓や二つ窓のうち一つだけ丸窓など、様々なタイプのお見積をいただく様になりました。
基本的には窓の形が抜けて、問題なく製袋できる仕様でしたら変わった加工でも承っております。
(丸や四角形以外の形状ですと窓加工時に機械に引っかかってしまい、加工いたしかねる場合がございます。変形窓ご希望の方は一度、窓の形状がわかる図を当店までお送り下さい。)
こんな窓加工できるかなというご要望がございましたら、お気軽に当店までお問い合わせください。
(福崎)
封筒屋のよもやま話
ポストカードや小物が入る封筒
ポストカードが入る大きさの封筒というと、洋形2号が丁度良いでしょう。
また、ポストカードの絵柄を活かしたいのであれば、窓付封筒にして中に入れたポストカードの絵柄が見えるようにしたり、封筒に使用する紙を透け感のある紙にするなどといった方法があります。
小物を入れる場合は、例えば雑貨店などで商品を入れるという風にお使いになるのでしたら、それぞれの商品の大きさに合わせて封筒を用意できます。
もしくはいくつかの大きさの封筒を用意しておき商品の大きさに合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。
こちらも中の商品が見えるよう、窓付きにするというのも良いですね。
他にもクラフト紙などといった強度のある紙を使用すれば、商品の破損なども防ぐことが出来ます。
お店で使う袋にするのであれば、店名やお店のロゴを入れたり、デザインにこだわるなどしてお店を印象付けられるようにするのもおすすめですね。
(南)
編集後記
今月も封筒屋通信を最後までお読み頂き、誠に有難うございます。
11月に入り、いよいよ年賀はがきの販売もスタートしましたね。例年売上が減る一方の年賀状ですが、今年の年賀状はLINEのコンテンツや、AR(拡張現実)を取り入れたものが出るようです。
というわけで、この封筒屋通信もARを取り込んでみました。
1.スマートフォン、タブレット等からアプリストアのgoogleplayもしくはApp storeで”ジュナイオ”と検索して
ダウンロードして下さい。(無料)
2.起動させたら、画面の右上の[SCAN]をタップして、右記のQRコードにかざすと、自動的に読み込みします。
3.読み込みが完了すると、『緑屋紙工』とテロップが出ます。その後、前ページのカードポケット付き封筒の画像にかざすと商品PR(というより寸劇?笑)の動画が流れます。
ARを使って、商品の画像や説明だけでなく、実際に動いている動画を見ることで、より具体的イメージがしやすいので、
宣伝効果もグッと上がりますね。もしもARにご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
(※2020年5月23日追記:上記ARアプリはサービスが終了しております。ご了承の程お願い申し上げます。)