新しい大型窓抜き貼り機を導入しました
今月、角2サイズまで加工できる、窓抜き貼り機を新しく入れました。
これまで、大型の窓抜き貼り機は、一台しかなかった為、大口への対応が遅れる場面がありましたが、今後はよりスムーズな対応ができるようになりました。
また、機械の導入にともない、オペレーターも必要になってきますので、機械ごとにオペレーターを固定するのではなく、誰がどの機械を扱うことになっても問題のないように担当以外も機械に関する勉強を行っております。
現場スタッフ紹介
名前:清水 良子
担当:アドヘヤ
趣味:食べ歩き
得意料理:春巻き
出身地:北海道
ひと言:毎日笑顔で(^^)
加工レポート「縦長のカマス封筒(窓付き)」
写真のような縦に長いカマスの封筒を加工しました。
巾150mm、天地210mmです。
製袋機の仕様外で、通常のカマス貼り機では天地が長すぎ、大型カマス機では幅が短すぎます。
「大型カマス機で、今までの限界よりも短い幅を貼れないか?」
数人で知恵を絞り考えた結果、何か所かに工夫を加えることにより、この品を加工することができました。
きっかけがないと、考えずにできないものと思い込んでしまっていることは誰でもあり得ます。
解決策が見つからないこともありますが、できるだけお客様の要望に応えようと、社員全員に常に考える癖付けができるよう日々訓練しています。
無理かな、と思ったことでもまずはお問合せ下さい。
封筒加工の用語「エキセン」
今回はエキセンです。
「エキセンたがね」と呼ばれる刃物を左右に取り付け、断裁後の封筒展開サイズに小断ちされた原紙の、四隅を切り落としていく作業です。
このスミ抜きで、一般的に封筒の「頭」と呼ばれる部位と、「底」と呼ばれる部位を作り出します。
頭のない薬袋などでは、底のみ行いますが、通常の頭のある封筒の場合、一旦片方を抜いた後、縦にひっくり返してもう片方を抜くというやり方で作業を行います。
単純な作業に思えますが、とても奥の深い作業です。
抜きがガタガタで汚ければ、あとの工程でも綺麗に加工ができません。
抜きが安定して綺麗に抜けていれば、窓や製袋も作業がしやすく、自然と良い製品が出来上がります。
よもやま話
活版印刷
活版印刷という言葉を聞いたことはありますか?
活版とは、活字を組み合わせて作った版のことを指します。
この活版で行う印刷が、活版印刷です。
今では線画凸版や写真凸版、樹脂版、鉛版などもひっくるめて活版印刷と呼んでいます。
この活版印刷の活字部分を想像してみて下さい。
平らな板に対し、活字部分は突き出ていますね。
ですから、活版印刷で刷られた印刷物は、凹みができるのが特徴だと言えるでしょう。
本来凹みは『出来てしまう』ものなのですが、逆にこの凹みを敢えてつけ、ハンコを押したような効果を狙うことも出来ます。
あるいは、インキを使わずに凹みだけつけることも可能です。
その場合は、しなやかで柔らかい、厚みがある紙を使います。封筒に使うと、高級感が演出できます。
封筒だけではなく、コースターや栞に使ってもおしゃれな物が出来上がりますね。