緑屋通信2012年9月号

大阪府製袋協同組合 ボーリング大会

先日、毎年恒例の大阪府製袋協同組合主催のボーリング大会が行われ、弊社も参加しました。

毎年、入賞の景品が豪華なのでみんな仕事よりも真剣ですね(;’∀’)
仕事も同じくらい頑張ってください!

久しぶりに体を動かして筋肉痛になりましたが、みんなリフレッシュできたようです。

組合の方々との親交も深まりましたし、これからもこういったイベント参加は続けていきたいですね。

現場スタッフ紹介

名前:長谷川 弘美
担当:製袋(主にカマス貼)
趣味:プチ旅行
出身地:大阪
ひと言:毎朝の散歩は気持ちいいですね。元気になりますよ!

加工レポート

小封筒

とても小さな封筒の加工をしました。

今までにポチ袋は紹介してきましたが、今回の封筒は従来の範囲を超え、幅60mm×天地60mmと、天地寸法の限界に挑戦しました。

四隅を抜いて、頭と底部をつくるエキセン工程では、紙が小さいため、少しずつ慎重に作業しました。
時間は掛かりましたが、できる範囲が広がり嬉しくなりました。

製袋は、今までと同じく、天地に折り筋を入れていくところから、紙を揃えていくところまでが難所です。
天地筋入れのロールをいっぱいまで寄せ、送りのローラー1本でまっすぐ送れるように調整し、整理車への受け渡しの圧力調整をして、何とか貼ることができました。

トレーシングペーパーの製袋

トレーシングペーパーとは透かして複写(トレースまたはトレスと言う)するための薄い半透明の紙です。

断裁やエキセンの刃にかかる負担が大きいため、トムソンでの抜きをお願いしていますが、この独特の質感や透けて見えるのが好まれ、トレーシングペーパーを使った封筒の加工を希望される方は多いです。

写真のように封筒の中に入れたものの模様が透けて見えるのがオシャレですね。

よもやま話

紙の流れ目について

紙はただ白いばかりと思われがちですが、紙にも目があります。
流れ目、と呼ばれるものです。

紙は、抄紙機(しょうしき)と呼ばれる紙を漉く機械によって作られます。
パルプをこの抄紙機に流す際は、一定の方向に流していきます。
このため、紙に流れ目が生じるのです。

紙には縦目(T目)と横目(Y目)の紙があります。
T目は紙の長い辺に沿って、流れ目が縦に走っている紙です。
対してY目は、短い辺に沿って流れ目が横に走っている紙です。

作られた紙は、一度巻き取られます。
巻き取ったロールをどの向きでカットするかによって、T目とY目が決まるのです。

流れ目と同じ方向に力を入れると破りやすく、折りやすく、折れ目は割れにくくなります。
逆に流れ目とは交差するように力を入れると破れにくく、折りにくく、折り目も割れやすくなります。
封筒作りにもこの流れ目は大切なのです。

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