封筒屋通信2013年11月号

緑屋紙工の出来事

カッティングプロッターにて封筒の試作品

先日導入しましたカッティングプロッターにて封筒の試作品を作成している風景です。

トムソンで木型を必要とするような封筒は試作品をお客様に見てもらうのが今まで非常に大変でした。
カッターナイフで自作でよく作っていたものです・・・

プロッターでなら手で切るより早く、綺麗に試作品が作れます。
営業の方々が封筒の提案をするのに大変便利です!

(辰巳)

タクセルの出来事(~封筒屋スタッフブログより~)

職人の手

どうも、印刷の杉村です。僕は印刷業務の他にも会社の写真を担当しています。
主に、「商品の写真」「お客様の封筒デザイン集」をメインに撮っていましたが、最近だと「工場の写真」を撮影しています。
この写真を通じて「もっと工場を身近に感じてもらえたら」と思っています。

印刷機から離れて、工場へ用事のある時はカメラを持って行きます。
商品の写真や作品事例の写真を撮る時とは違い、働いている姿を撮るのはとても難しいと感じています。

実際に工場へ行き、動いている機械の前で働いている姿を撮影していると発見がありました。
それは「働いている人の手はとても魅力的だな」ということです。

写真は、工場の4Fにあるオフセット印刷部で撮影しました。印刷機を回している先輩職人の手です。
写真を通して、工場を少しでも身近に感じて頂けたらと思います。

(記事セレクト:南)

封筒加工レポート…【複数窓シート】

先日、写真のような封筒ではないシート状の紙に4か所窓があり、そこへフィルムを貼る加工がありました。

表面はお見せできませんが、実はこれ、マチ付きの封筒(パッケージ)なのです。
左側に切り抜いた跡がありますが、この大きさが展開図のサイズなのです。
だからこのシート1枚で4枚出来上がるわけですね。

苦労したところは、フィルムの糊が付着したところは袋にする時折れませんので、折れる位置を外して糊を付けます。
微妙な位置合わせが必要となり、ここで時間が掛かってしまいました。
初めての経験でしたが、出来上がったときはうまくできたと喜びました。

(滝川)

年の瀬の定番になりつつあります(作品事例)

こんにちは。封筒屋スタッフの福崎です。

10月中旬過ぎ、この時期になると年の瀬まであっという間なのだろうなと思います。
封筒屋ではそんな年の瀬になるとよく見かける商品があります。
「ポチ袋」です。
※あまりイメージを持たれていない方も多くいらっしゃると思いますが。

封筒屋にも時季商材があります。いつか1年の時季商材もご紹介できたらと思います。

ポチ袋はもともと少額の祝儀を渡すための封筒なので、封筒サイズ自体も小さいです。

今回ご紹介する株式会社芳文社様の封筒は、図書カードをプレゼントする際に使用するポチ袋です。
紙は一般的な上質紙ですが、イラストの可愛さとポチ袋のミニミニ感が相まってとても素敵な封筒に仕上がっています。思わずいただいたカードと一緒に取っておきたくなります。

最近は和の雰囲気や大入りと書かれたぽち袋だけでなく、株式会社芳文社様の封筒の様にオリジナルのイラストを印刷される方がたくさんいらっしゃいます。

自分のイラストの表現の場とするも良し、はたまた中身とセットで販促ツールとして考えるも良し。ポチ袋の可能性はまだまだたくさんありそうです。

そんなポチ袋の可能性をたくさんお伝えしていけるよう、努力していくとともに「こういう用途で使ってみたいんだけど。」という、お客様のお声も耳を大きくしてお待ち申し上げております。

(福崎)

封筒屋へのお問い合わせ(~お客様の声~)

『年末調整の際に使う控除申告書用の封筒のサンプルをお送りください。御社の封筒の活用を検討していますが、使用している給与システムから印刷される申告用紙で位置が合うか、確認してからにしたいと思っています。』

扶養控除申告書用の封筒は、以前からお客様より既製品化の要望を多くいただいており、昨年末に商品化いたしました。
だんだんと認知されてきており、大変嬉しく思っております。

この商品は実際の扶養控除申告書を元に窓位置・窓サイズを厳密に設定したものですが、お客様方で申告書をプリントやコピーされた際に縮小され、使用段階で窓位置・サイズが合わない等の不具合が想定されます。

そのため、実際にお手元の申告書を当商品に入れていただいてのご確認を推奨しております。封筒のサンプルはご要望いただきましたらすぐに無料でお送りいたしますので、お気軽にお申し付けください。
なお、封筒サイズ・窓サイズ・窓位置を変更しての特注製作も承っております。

(南)

よもやま話

明るい色のロウ引き封筒

紙には様々な加工がありますが、紙に蝋を染み込ませる加工の事をロウ引きと言います。
本来は防水のための加工だったロウ引きですが、近頃はデザイン面からの加工という意味合いが強くなっています。

ロウ引き加工を施した際にしわがあるとその部分の蝋はひび割れて白いしわとなりますが、その古びた様子がなかなか良い味を出しており、深い色合いの落ち着いた見た目になるということも相まってアンティーク感が出るようになります。
ロウ引きはクラフト紙などの蝋が染み込みやすい紙との相性が抜群ですが、上質紙などの明るい色の紙にロウ引き加工をするのもおすすめです。

上記の通りロウ引き加工を施すことによって透明度が出ますから、明るい色の紙にロウ引き加工を行うと色付きのトレーシングペーパーのような風合いになります。
さらに印刷にした色はより濃く深みがでたり若干色味が変わったりもします。

ロウ引き加工というと高級感や重厚感といったアンティークなイメージがありますが、明るい色のロウ引きではまた違った印象となるのです。
そのような特徴を活かし、明るい色の紙を使ったロウ引き封筒を作って見てはいかがでしょうか。

透明感があることで封筒の中に入れた便箋などの柄が透けて見えるということを活かしたデザインを取り入れたり、色々な使い方ができると思います。

(記事セレクト:南)

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