封筒屋通信2013年3月号

緑屋紙工の出来事

展示会に出展しました!

2/1~2/2に開催されたモトヤコラボレーションフェア2013に出展させていただきました(タクセル名義で出展)。

今年は封筒の製袋加工ご紹介だけでなく印刷データからのサポートをテーマに取り組みました。

そんな中、今回私達が名刺代わりに配っておりました名刺封筒(仮)が大好評。
封筒屋らしく名刺サイズ(55mm×90mm)でタテ型と洋型のミニ封筒を作り、その中にショップカードを入れて配りました。

年末年始の挨拶でメッセージを添えるとき、販促ツールとして何かちょっとしたものを入れて渡すとき、使い方次第でおもしろい企画になりそうです。

(辰巳)

タクセルの出来事(~封筒屋スタッフブログより~)

手紙いただきました!

封筒と便箋をセットで作成させていただいたお客様に、なんとその封筒と便箋を使用した手紙を送っていただきました。
手書きで書かれたメッセージがとても素敵です。

特注製作は、お客様のご希望通りの仕様で封筒を作ることなので、いかに「お客様と息を合わせるか」が重要となります。
単純に言われたものを作るのではなく、お客様と一緒に作り上げる感覚です。

うまい表現かは微妙ですが、当店の役割は「助産婦」のようなものでしょうか。
お客様にとっても、私たちにとっても我が子のような存在の品物ですが、その子が大きな賞をとったのです。
嬉しいに決まってますよね。本当におめでとうございます。

(記事セレクト:南)

封筒加工レポート…【封筒 for チケット】

最近、写真のようなチケットを入れるための封筒を作る機会が多くなりました。

通常カマス貼りです。写真のように両サイドにのりを付けるものもあれば、片方にだけ糊を付けてナナメからでも内容物を入れるもの、カードキーに合った形状など、様々なタイプの商品があります。

底の寸法が通常よりも短いため折りづらく、引っかかったり、封筒そのものがズレたりと作業がしにくい形ではあります。
けれど仕上がりの見栄えがスリムでシンプルなため、出来上がった品を見なおしたときの満足感はとてもあります。

(瀧川)

細長い窓付き封筒(作品事例)

初めまして。封筒屋どっとこむスタッフの福崎と申します。
当店で作成させていただいたお客様の封筒をご紹介いたします。

記念すべき第一回目はこちらの窓付き封筒です。
一見普通の窓付き封筒ですが、実は製袋時にかなり神経を使います。

ヨコ70mm×タテ190mmという細長い封筒に、大きな窓が付いております。製袋時に脇を折ると、窓のフチに沿って折れてしまい、綺麗に製袋しずらいそうです。
加えてグラシンテープは、加工できるほぼ最短。テープが歪みやすく、お客様からは「テープの位置が下にずれていて、封をする際、フタから糊がはみ出ているものがあります」と、ご意見をいただいたことも。
その際は慎重な作業と念入りな検品をお願いして封筒を製作してもらいました。

平面だけど平面じゃない封筒。折り・貼りの部分では当初、予想していない様な事が生じます。綺麗な商品を仕上げるためには工場スタッフは最後まで気を抜けません。

これからも加工が難しかったり、デザインが面白い封筒などをご紹介してまいります。
次回もよろしくお願いいたします。

(福崎)

よろこびメール

『今日封筒が届きました。きれいな仕上がりで嬉しいです。いろいろご無理を申しましたのに、ご丁寧な対応をありがとうございました。

納品させていただいたお客様からも「とても丁寧に作られてる感じがして嬉しいです。」とお電話をいただきました。ありがとうございます。』

先月、お客様よりこんなメールを頂きました。
当店のお客様には印刷業やデザイン業をされている方の割合が多く、このようなお客様はその先のクライアント様へ納品される場合がほとんどです。
さらに言えば、そのクライアント様からはさらに先が存在するわけで、終着点に達するまでにはいったい何度、人から人へ渡ってゆくのでしょうか。

普段は目の前のお客様に対応するだけで精一杯だったりしますが、「モノの終着点まで想像したモノづくり」を考えさせられました。

よもやま話

シンプルでぬくもりのある和紙の封筒

破れにくい・感触やシワに温かみを感じる・軽くて丈夫。
和紙を使った封筒を選ばれるにはそれ相応の理由があると思いますが、やはり尊敬する人への手紙に、心を込めたメッセージを送るのに、和紙を使いたいとお考えの方が多いのではないでしょうか。

和紙は、一枚一枚微妙に表情が違います。だからこそ、シンプルで飽きの来ない、オーソドックスなデザインが似合うとも言えます。
シンプル、つまり素朴です。素朴なぬくもりこそ、最大の特徴でしょう。

また、使えば使うほど馴染むのも良い点ですね。和紙は丈夫ですから、大切な書類の保管にも最適です。
そして、一口に和紙といっても、様々です。和紙だから地味な色ばかりとは限りません。
ビビッドな赤やかわいらしいピンク、雲のような模様が入ったものなどもあり、想像以上のバリエーションに驚かされます。

お客様のお好みの和紙も、きっと見つかることでしょう。

(記事セレクト:南)

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