封筒屋通信2013年4月号

緑屋紙工の出来事

インターンシップ生から学ぶ

先月から緑屋紙工にインターンシップとして来ている大学生がいます。

インターンシップとは、学生が一定期間企業などの中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度ですが、私が学生の時は「卒業したら嫌でも働くんだから今のうちに遊ばないと!」という体たらくでしたので今の大学生の意識の高さには頭が下がります。

彼女の常に全力投球のひたむきな姿勢に、私達も思い出すこと、学びとることがたくさんあります。
仕事の大変さ、面白さ、やりがいを少しでも多く伝えることが出来ますよう彼女と一緒に努力していきたいと思います。

(辰巳)

タクセルの出来事(~封筒屋スタッフブログより~)

見積担当のしごと

私が主に担当させていただいている見積は金額を出すお仕事なのですが、計算や数字だけを見ていると足元をすくわれる時があったりします。
封筒は、実際に作ってみると、足りない部分などが結構出てきたりするんです。
(そこが平面っぽく見えて、平面じゃない封筒の面白さとも言えます)

頭だけで考えてみても、あまりよくわからない場合は、抜けが無いか実際に図面を書いてみたり、コピー用紙で作成したりします。
封筒屋さんは何気に工作力が試されたりするのです。

(福崎)

トイラボ様のマチ付き封筒(作品事例)

封筒屋どっとこむスタッフの福崎です。
今回、記念すべき第二回目の封筒は、こちらのマチ付き封筒です。

通常の保存袋とは違い、封筒の側面のみにマチが付いていて「ガゼット貼り」と呼ばれています。
底にマチが付いているものよりコストを抑えられたりするので、おすすめの加工の一つです。

こういったマチ付き封筒は、仕様によって通常の封筒加工の機械だけでは製作が難しく、型の作成・型抜きを行う業者さんや手貼りの業者さんなど、様々な協力会社の力をお借りし、製作しています。

普段、お見積を担当している私は特にお世話になりっぱなしです。
「こんな加工できますか?」から始まり、「ここはどんな所に注意したらいいですか?」とか「納期はどれ位かかりますか?」とか仕様についてお伺いしたり、いつもお伺いしっぱなしです。

みなさんお忙しいなか、いつも丁寧にご回答いただいてありがとうございます!

一つの封筒を取ってみても、色々な方の手間と労力がこめられていて、封筒屋どっとこむは本当に色々な方々にお世話になっているなと、つくづく思います。

私にとっては、そんな方々に感謝しながら仕事していきたいなと改めて思わせてくれる、素敵な封筒のご紹介でした。

また次号お会いする時まで、皆様どうぞお体ご自愛下さいませ。

(福崎)

封筒屋への問い合わせ(~お客様の声~)

『水彩画の教室で製作した手書きの絵葉書を生徒さんに持って返っていただくときに、額縁のように使える封筒が欲しいなと思っております。』

実は当店オリジナル商品に「額縁封筒」なるものがあります。(現在はホームページ未掲載/近日掲載予定)

写真やポストカードを入れるのにピッタリなサイズで、封入物の「保管」と「鑑賞」が同時に行える利点があります。
こういった封筒全面への大きな窓加工は、実は弊社の得意技術だったりするのです。


『ネクタイ用封筒のオーダーメイドを検討しています。』

意外と多いご要望が、この「ネクタイを入れる細長い封筒」です。
「封筒」より「パッケージ」と呼んだ方がしっくりくるかもしれません。

通常、封筒といえば書類を封入することがほとんどですが、最近は利便性やデザイン性、またはコスト面などから、衣類を入れる封筒の需要が高まっています。

なるほど確かに、衣類を入れるパッケージにはそれほど強度が必要ないので、封筒は適していると言えるかもしれませんね。

(南)

よもやま話

古新聞を利用した封筒

どの家庭でも毎日大量に出る紙といえば、そう、新聞紙です。
古新聞の再利用として、何か良い方法はないでしょうか。その答えの一つが、封筒です。

なるほど!と思わず膝を叩いた方もいらっしゃるでしょうが、実はこれが存外に難しい問題なのです。
古新聞は非常に紙が薄く、封筒に作り直すにはあまり向いていない、難しい素材だったのです。それでも、やってやれないことはないはず・・・!

弊社では社の技術の粋を結集して、古新聞を利用した封筒の作成に成功しました。
古新聞、すなわち古紙ですから、もちろん環境に優しいエコな封筒です。
古新聞という素材ながら、クライアント様の施された印刷もあり、おしゃれな封筒に仕上がりました。

エコな封筒をお考えの方、古新聞の山にお悩みの方にも、うってつけではないでしょうか。

(記事セレクト:南)

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