封筒屋通信2013年5月号

緑屋紙工の出来事

品質・工程ミーティング

毎週火曜日に行われている生産性と品質を上げるための会議風景です。
作業現場の人間が中心となり、毎回一つテーマを決めて現状の問題点とその解決方法について話し合っています。

当初、受け身であった参加者も積極的に自分の考えを出していく傾向に。
おかげで議論が白熱して長引くこともしばしば(;’∀’)

(辰巳)

タクセルの出来事(~封筒屋スタッフブログより~)

「ぬめっ」とした紙

こんにちは。封筒屋スタッフの福崎です。
最近、新しい紙との出会いがありました。その名も「NTスフール」。

触ると滑らかで、コーデュロイの様な質感です。紙屋さんいわく、「ぬめっ」としております。
一見普通の紙なので、触った時にかなりびっくりします。

特殊な紙で値段が張ったり、通常のオフセット印刷では裏移りの危険性が大きかったりと扱いには難しい紙ですが、インパクトは大です。
※裏移り等、汚れが出やすいのでUV印刷をおすすめしております。

(福崎)

封筒加工レポート…【透明フィルムのポケット】

先日、四角いシートに透明フィルムのポケットをつけました。

シートサイズ140mm×180mmに対し、フィルムは130mm×170mm。
周囲5mmの余白をとった、ほぼ全面です。

ポケット加工は、窓貼りの機械を使用し、窓なら四辺を糊付けするところ、一辺だけ糊をつけずに加工します。
封筒意外へのポケット加工は初めてです。

さて、慎重になるのが糊の設定です。何しろ貼るのが透明フィルム、貼った糊が上から見えてしまうわけです。
なるべく見栄えを良くするため、糊幅を何度か試し、シートと並行につくよう、傾きの調整に時間を掛けました。

窓加工は自信があります。変わった形やサイズもどんどんお問合せください。

(瀧川)

和紙を使用した封筒(作品事例)

封筒屋どっとこむスタッフの福崎です。
記事を書かせていただくのもこれで3回目。
とりあえず3日(3月?)坊主にならなさそうで、ほっとしております。

今回ご紹介するのは、「胡蝶」という吹き寄せクッキーのパッケージとして使用されている、いせとつ様の和紙でできた封筒です。
こちらの封筒、表面がつるつると艶があり、裏面がさらさらとした質感の、奉書紙という紙でできております。

通常、表の艶がある面が封筒外側にくるのですが、お客様のご要望で紙を表裏ひっくり返したため、裏面のさらさらとした質感が外側にきています。

さらさらといた質感が外側にきたことにより、和紙独特の優しい雰囲気が協調されて、よりパッケージの絵柄を引き立てる素敵な封筒になっているかと思います。
表面の艶がある面が封筒外側にきていたら、また違った雰囲気になっていたのではないでしょうか。

写真だけではなかなかお伝えできませんが、紙が醸し出す雰囲気や手に取った時の質感も、中身のイメージを伝える大事な要素になります。
「形」と「印刷」と「紙」と、この3要素の相乗効果で封筒の魅力は大きく広がっていきます。
そんな「紙」の素敵さを感じさてくれる、優しい封筒のご紹介でした。

それでは今号はこちらで、失礼いたします。

(福崎)

封筒屋への問い合わせ(~お客様の声~)

『結婚式の招待状に使用したく、高級感のある紙が希望です。』

経験上、高級感のある封筒によく使用される紙といえば「NTラシャ」、「タント」あたりでしょうか。
質感が良く、色のバリエーションも豊富なので人気があります。

もちろんイメージをある程度具体的にお教え頂ければ、それに合った紙をご提案いたします。紙のサンプルを無料でお送りすることも可能です。

「お客様の頭の中にあるイメージ」や「用途・目的」など、なんでも結構ですので、お教えください!


『「給与ソフト対応 長窓封筒(縦形)」では、ほんの少しだけ窓の位置が合わず、内容物を隠してしまうので、オーダーした場合の金額を確認しようと思いました。』

あるある、ありますよね、こうゆうこと。「既存の封筒の窓が、うちの書式にはちょっとだけ合わないんだよなぁ・・・」ってこと。
お任せください。オーダーメイドならmm単位での調整が可能ですので、ビシッと合う窓付き封筒をお作りします!

お見積りだけでもお気軽にご依頼くださいね。

(南)

よもやま話

示温印刷とは

示温印刷。耳慣れない言葉ですね。
正式には可逆性示温印刷といい、ある特定の温度で色が変わるサーモクロミックインキを使用した印刷のことです。

平たくいうと、温度のよってカメレオンのように色が変わるインキを使った印刷のことです。
冷たい温度で色が出るタイプもあれば、体温より高い温度でなければ色が出ないタイプもあります。
お好みと用途に合わせて設定することが可能です。アイスクリームとホットドリンクでは、色が変わる温度を変えられるということです。

外気によっても変わりますから、季節に合わせた示温印刷を施すこともできます。極寒の北の大地と真夏の南国では色が違うアイテムなんで、ちょっと考えただけでも楽しいですね。

遊び心が十二分に発揮できる示温印刷。どのように使われるかは、お客様のアイデア次第です。
もし興味を持たれましたら、迷わず封筒屋どっとこむにご相談ください。

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