緑屋通信2011年10月号

AR名刺を作ってみました

拡張現実という言葉を最近耳にしませんか?

拡張現実は現実の環境に付加情報としてバーチャルな物体を合成提示するものです。
つまりこれを使えば印刷物に載っていない情報をPCやスマートフォンなどのカメラを通して見ることで追加で提示することが出来るのです。
その内容は説明文、立体映像、動画、音など、印刷物では表現しきれないことが可能になります。

例えば商品カタログの自動車の写真にカメラを向けると3Dで車が出てきてあらゆる角度から見たり、入っている様子を表現することも出来ます。
写真は名刺からデフォルメされた本人のキャラクターが出てきて音声と簡単な動きで自己紹介するという内容です。

今後、ARを利用した商品や企画を目にする機会は増えてくることと思います。
このめまぐるしい時代の変化に取り残されないよう、こういった新しい技術を積極的に取り入れていく必要があるのだと感じます。

現場スタッフより

こんにちは。口糊を担当しています金谷です。

AKB48についての話なのですが私は数年前から彼女らは売れるなと思っていました。
予想通り国民的アイドルになり、SKE48、NMB48、SDN48など、グループが増えていく様子を見て、さすがにおにゃんこクラブを手がけた秋元さんだと思いました。
ちなみに私の推しメンは渡辺麻友こと、「まゆゆ」です。

あとはK-POPも気になっていてKARAなど、韓国の女性アーティストが多数日本デビューしており、歌唱力やダンスの切れの良さが凄いと注目しています。
詳しいことは次回にまた書きたいと思います。

加工レポート「チケット封筒」

先日チケット封筒を加工する機会がありました。

展開の形状は、写真のようになります。
普通、”のりしろ”は両サイドにあるのに対して、片方しかありません。

今回も通常通りの設定では加工できません。

型抜きが済んだ紙は製袋機の上を、並んだ2本のピンで平行に押されて運ばれます。
抜き済の紙の両サイドに出っぱった、”のりしろ”の下にピンをあてるのです。

今回”のりしろ”は片側にしかないため、この方法では紙をまっすぐ運んでゆけません。

そこで、紙が通る両側に、ガイドレールを取り付けて壁をつくり、紙が斜めに向かないようにした上で、のりしろではなく底部分を2本のピンで均等に押していきます。

言葉にするとこれで解決しそうですが、実際のところ横にガイドを取り付けただけでは、途中で引っかかったり、ピンが押した部分に傷がついてしまったり、なかなか手のかかる方法です。

ただいつものことながら、出来上がったきれいな商品を見るとよく出来たとうれしくなります。

このような貼りを弊社ではストレート貼りと呼んでいます。
変わった形でもこの方法でつくることができる場合もあります。

問い合わせも常時承っておりますのでよろしくお願いします。

今月のビビッ ~緑屋スタッフのニュースアンテナ~

プリントゴッコ、35年の歴史に幕=12年末で消耗品販売も終了

理想科学工業は20日、年賀状づくりなどで親しまれてきた家庭用簡易印刷機「プリントゴッコ」事業を2012年末で終了すると発表した。

1977年に発売され、ピーク時の87年には72万台、累計でも国内中心に全世界で1050万台を販売した。
しかし、パソコンやプリンターの普及に伴って90年代後半以降は低迷しており、発売から35年で事業を終えることになった。

理想科学は08年、本体の製造・販売を取りやめ、インクをはじめとする消耗品の販売や修理などのサポート業務のみを継続していた。
それらの需要も一段と落ち込んでいるため、消耗品の生産継続が困難と判断した。

(時事どっとこむより)


プリントゴッコは私の家にもあり、毎年年末になると、プリントゴッコで年賀状の手伝いをするのが恒例行事でした。
物心ついたときから慣れ親しんだものがなくなるとあって何か寂しい気もします。

よもやま話

封筒と信書に関する犯罪

今回は、封筒と信書に関する犯罪についてです。

封筒で糊をしている以上、中身が見えることはないのですが、仮にこの封筒を本人に知られずに黙って中身を開封した場合、これはどういった罪にあたるのかというようなテーマです。

この点、刑法では信書に関する罪として信書開封罪を設けています。
すなわち封筒など信書を勝手に開けた場合は犯罪行為として逮捕されるということです。

この点で大事なのが黙って開けるということであり、本人の許可があれば開けていいのは当然です。
また、送り手と受け手一方だけが許可しているという場合にも、これが犯罪にあたるのかというのは問題にはなってきます。

つまり黙って人のものを開封してはいけないというルールを決めているぐらい封筒の中身は大事にされているということですね。

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