緑屋通信2011年9月号

大阪府製袋共同組合ボーリング大会

先月8月21日に大阪駅近くの桜橋ボウルにて毎年恒例の大阪府製袋協同組合主催のボウリング大会が行われました。

今年は積極的に参加を呼びかけた甲斐もあり、14名が緑屋紙工から参加しました。

少しでも多くの参加者に賞品ゲットのチャンスをという理事長のお心遣いのおかげで緑屋紙工も5名が賞品をいただきました。

特に今回、初参加となった中村さん(製袋担当)が好調でなんと総合3位に入りました。

製袋会社のほかにダンボール会社、糊会社など関連会社の皆様との交流も深まり、おかげさまで大変盛り上がりました。

私も普段、ボウリングをする機会はめっきりなくなりましたが皆で楽しむボウリングというものはやはり楽しかったです。
今後も、こういった企画には積極的に参加していきたいと思います。

現場スタッフより

はじめまして。窓貼り担当で3階フロアの責任者をしています石田です。

3階の責任者として抜擢されて、まだそれほど長くはないのですが、試行錯誤と各フロアの連携の為の奔走で毎日何か一つは新しいことを学んでいる気がします。

私は、緑屋紙工へ入社するまで派遣アルバイトとして数年間働いていたので、数多くの人々と一緒に仕事をしてきて様々な人々を見てきたと思います。
その中でも、緑屋紙工のスタッフは皆が真面目で向上心を持ち、仕事に対する取り組み方がとても良いと感じます。

雑感となりますが、これからもこのような緑屋紙工をよろしくお願いします。

石田 智幸

加工レポート「細長い封筒」

先日写真のような細長い封筒をつくりました。

筆を入れるそうで、幅が55mmで天地が340mmもありました。
天地は問題ありませんが、この長さでこの幅は、製袋機の仕様から外れ、通常の方法では製袋できません。

両サイドは、折やすくするための筋を入れるのですが、封筒の幅が狭すぎるため、今回は片方にだけ筋を入れます。
もう片方は筋なしで折ることになりますので、筋なしでもきれいに折ることができるよう調整をします。

次に、機械の仕様より狭い幅で折るために、薄手の鉄板をはさんで調整します。

さらに、折ることができた封筒を送ってゆくゴムのローラーと、それを引き取るベアリングローラーの間が封筒の幅の55mmよりも広い60mmあるため、そのままではスムーズに受け渡しができません。
歪まず渡せるよう手を加えます。

底も折り上がり、仕上がった封筒が揃えられてゆくデリバリーも、同様に受け渡しの感覚が幅以上にあるため、同じく手を加えます。

少し変わった形の封筒をつくるには調整と時間が必要ですが、テストのご依頼は常時お受けしています。

今月のビビッ ~緑屋スタッフのニュースアンテナ~

ひと言添えるミニ文具が人気

お土産やちょっとした贈り物に言葉を添える時には、一筆箋が便利。
ところが最近、名刺サイズよりもさらい小さいミニカードやミニ一筆箋が人気だという。

メッセージはほんのひと言しか書けないが、いつもメールで短い言葉を交わしている若い世代にはかえって好都合なのかも。
かわいいデザインや柄の豊富さも人気を後押ししている。

両腕を上げたパンダやウサギの形をした小さなメッセージカードが売り場にずらり——。

文房具店「銀座・伊東屋」(東京)でいま人気の商品だ。
動物のカードのおなか部分にメッセージを書き、腕を折り畳むと、動物がメッセージを抱いたような姿になるのが愛らしい。

このかわいさが女性たちに受けているのだが、実は「ひと言だけしか書けない」サイズの小ささもポイントだという。
カードは縦5センチ程度で、書けるメッセージは、数文字程度だ。贈り物の包装紙に貼り付けたり、直接手渡したりする。

このカードの製造元「グリーティングライフ」(東京)の担当者は、「事務用の付箋がプライベートのメッセージ交換にも幅広く使われていると知り、商品企画の参考にした」と話す。

東京都西東京市の主婦(30)は最近、ちょっとしたメッセージのやりとりに、雑貨店で見つけたミニカードをよく使うようになった。
「ママ友だちの出産祝いには『一緒に頑張ろうね』、食事会の幹事に渡す会費の袋には『お疲れ様』とひと言添えた。何も言葉を添えないのはそっけないが、何行も書くと堅苦しいし、相手も恐縮してしまうと思う」。

数行ほどのメッセージを伝えるならいつもの一筆箋もあるが、「一筆箋は大きすぎる」のだという。
ミニカード人気の背景には、こうした”ひと言派”の増加がありそうだ。

インターネットが普及して、便箋に手紙を書く機会が減ったとされるが、ミニカードは好評だ。

手紙に関する著書が多い作家の中川越さんは、「携帯電話のメールなどを通じて、短い言葉のやり取りを楽しむ文化が広まっている。
ネットでなじんだ習慣が、手書きの世界にも反映されているのかもしれない」と話している。

(2011年8月28日 読売新聞)

よもやま話

前島密と封筒の歴史

今回は前島密さんについて。
明治のはじめ、日本に郵便の仕組みを築いた前島密(まえじまひそか)。
「日本近代郵便の父」と呼ばれ、現在でも1円切手の肖像として有名です。

日本で郵便制度というものは昔なかったので、江戸時代では「飛脚」が走って東京~大阪間を3日かけて手紙や信書を持って走ったそうですが、その江戸時代から明治時代になり文明開化がありました。
昔の佐川急便の黄ロゴキャラクターのようなちょんまでの飛脚はなくなり、そのかわり全国規模での郵便制度が使われるようになりました。

その制度を行う際に前島密さんが活躍したのです。

今民主党の総選挙がテレビでもクローズアップしているのですが、その選挙などを見ていると昔あった郵政民営化を思い出したり、また、同じように郵便の歴史を思い出しました。

郵便制度が全国で発達したおかげで信書は通信などコミュニケーションが発展し、そして封筒の歴史もスタートしたのではないかと思います。
そういった歴史を思い出させてくれる、民主党の総選挙なのかな、とふと感じます。

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