姫路モトヤ印刷総合機材展 PRIMTING NAVI 2011
2011年7月22日~23日の二日間、神戸サンボーホールにて姫路モトヤさんの印刷総合機材展に出展しました。
弊社は別注封筒の制作と窓タガネの展示をメインに展示しておりましたが二度目の出展ということもあり前回よりスムーズな案内が出来ました。
知ってそうで意外と知られていない封筒製造の工程を少しでも知っていただき、封筒を身近に感じていただけたと思います。
また、会場につくと三菱重工様のロボット、「ワカマル」くんのお出迎えには驚きました。
ワカマルくんはコミュニュケーションロボットとして会場内を案内したり、あらかじめプログラムされてある言語を認識して、人間と会話をすることも出来るということで驚きました。
他にも立体映像の製作会社やレーザーでの抜き加工の機器など興味を引く展示ブースがたくさんあり、大変充実した二日間となりました。
現場スタッフより
今月は入社9年目の私が、一筆啓上させていただくことになり、最近読んだ本でなるほどと思った話を取り上げたいと思います。
「まずは動け。考えるのはそれから」
動きながら考えるクセを付けた方がよい。
動くことで頭も体もよ働く。
動くことで次の動きも見えてくる。
次の動きが見えてくると疲れていても体が勝手に動く。
それを「作業興奮」というのだそうです。
今、当社には「考える力」を養いながら、現場作業をしている19歳の新人がいます。
彼の成長を楽しみにしつつ、追い越されないよう、日々腕を上げていきたいと思っています。
(吉本)
加工レポート「逆L字変形窓」
先日、窓が逆L字型の変形窓になった商品を加工しました。
製袋加工は比較的スムーズにできますが、窓抜き、窓貼りの工程に労力が必要になります。
まず刃型で窓を抜く際に、カドが破れたりシワになりやすいため、少量ずつ抜く、潤滑剤(油ではなく、紙にダメージを与えないもの)を使用するといった手段をとります。
また、通常窓にセロファンを貼るときには、前後の封筒の窓と窓がひっかからないよう、抜いた窓の中に鉄板とボール紙とを固定したものを入れます。この形を工夫しています(写真右端)。
セロファンを貼るための糊をつける版(写真中央)も、フィルム1枚に対し、糊スポンジがちょうど窓枠にそって付着するよう、丁寧に作成します。
このような通常の窓でない商品の場合手間暇がかかりますが、きれいに仕上がった時の喜びはそれ以上にうれしく感じます。
今月のビビッ ~緑屋スタッフのニュースアンテナ~
三菱製紙八戸工場 9月に生産9割へ
三菱製紙は20日、東日本大震災で被災した八戸工場(青森県八戸市)で当初計画より最大で約2カ月前倒しし、抄紙機6台と塗末機3台を順次、9月末までに再稼働させると発表した。
同工場での印刷・情報用紙などの生産量は現在、震災前の約55%にとどまるが、再稼働後は約90%の月産6万2000トンに回復する。
残る抄紙機1台の再稼働は11月中旬の見通し。
(Yahoo!ニュースより)
凸版印刷、日本初の「電子オリコミサービス」開始へ
凸版印刷は7月27日、同社が運営する電子チラシポータルサイト「Shufoo!(シュフー)」において、9月から日本初となる成果連動型の電子チラシ配信モデル「Shufoo!電子オリコミサービス」を開始すると発表した。
「Shufoo!電子オリコミサービス」とは、ターゲット層に情報を届けて来店を促し、その到達度を可視化するなど、従来の折込チラシの良さにネットの特徴を加えたサービス。
「電子チラシお届けサービス」と「みるとく~ポンサービス」の2サービスで構成し、電子チラシの閲覧状況を可視化する「Shufoo!GISレポート」も提供する。
同サービスでは、広告主はチラシデータを入稿するだけで、ユーザーに向けて電子チラシをPushで配信で送信することが可能。
PC、モバイル、モバイル、TVなど様々なデバイスや連携サービスへ一括で配信できる。
また、明確にチラシを見たいという意思を持っているユーザーがチラシ画像を完全に表示した時を「1チラシPV」としてカウントする仕組みも導入。
さらに「見られた分だけ」「来店した分だけ」支払う成果に連動した成果連動型の料金体系を採用する。
動作―ビルの登録費は企業が1万円で、店舗は500円。チラシ閲覧費は店舗で1000円からとなっている。
(通販通信より)
よもやま話
AR(拡張現実)と紙の未来
みなさんはARという言葉をご存知でしょうか。
ARは「Augmented Reality(拡張現実)」と呼ばれており、webカメラやスマートフォンなどのディスプレイを通してそこに実際には存在しない画像やテキストを表示させることができるという最近注目されている技術です。
このAR技術を利用してスマートフォンではいろいろなアプリが開発されていますね。
さて、このARですが緑屋紙工でも作ってみました。
『ありがとう』と書いて『夢』と読むことができる面白い書ですが、この文字をAR技術を使いスマートフォンのカメラを通して見ると…カエルが出てきます。
ちなみにこのカエルは前回の展示会用に作った緑屋紙工のオリジナルキャラクターです。
拡張現実は最近インターネット業界でもとても注目されている技術ですが、紙を利用して使うことも多い技術なので、印刷業界でも注目されています。
ただ、使用するにはカメラやソフト、アプリは必要な上、ARを作成するのにも高いコストがかかってしまうことが多いので普及するにはまだまだ時間がかかっているようです。
使い道さえハマれば企業にとっても非常に有効な販促、営業ツールになりえますので今後もARから目が離せません。