優しい温もりと肌触り…NTラシャ
封筒屋通信をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。 大阪でも雪が降るほど厳しい寒さが続いておりますが、皆様ぐれぐれもご自愛くださいませ。 今月は、封筒屋通信では初めての使用となる「NTラシャ」をご紹介いたします。 「ラシャ」とは毛織物の一種で、羊毛などを密に織ったものを縮絨させたのちに毛羽の先端を剪毛して仕上げたものを指します。
元はポルトガルから伝わった名ではありますが、漢字では音を当てはめた「羅紗」と表記します。
そんなほっこりとしていて温かみのある織物の風合いを模した紙が「NTラシャ」となります。
今月の封筒サンプル
優しい色味の「ばら」を使用し、名刺DE封筒(縦型)を作成いたしました。
名刺サイズの封筒のため、名刺DE封筒という名前が付いておりますが、
メッセージを書いたカードを入れたり、チョコレートなどのお菓子を入れたり、
ちょっとしたプレゼントに使用することも可能でございます(*n・ω・n*)♬ 今回はバレンタインということでチョコレート風な封筒に仕上げてみました!
是非サンプルをお手に取っていただき、お使いいただけると幸いです(*´▽`*)
お問い合わせ、どしどしお待ちいたしております!
(蓮池)
現場レポート
封筒印刷の面付豆知識②
紙寸、印刷機に合わせた寸法調整
今回は箸休めに基本的な技を一つ。
特に高額な洋紙を使いたい時は、少しでも取りの良い面付けでコストダウンしたいものです。
そんな時はフタや底、糊代といった、仕上り寸法に影響のないパーツの寸法を微調整することで、
面付けの取り数が良くなることがあります。 基本は糊代や底、フタなどを調整しますが、内包物や送料に影響がなければ、
封筒の巾や天地なども、1~2mmほど変更できないかと考慮したりもします。
ただし封筒の加工上、最低限機械的に必要な糊代などの寸法確認は必須なので、その点はご注意ください!
(品質管理課・喜瀬)
作品事例
【株式会社長英様】
気になるトナリの封筒 ザ・ワールド
フィンランドの封筒
今回はフィンランドのメリーゴーランドの封筒です。
淡いエメラルドグリーンのベタ印刷の品質が良く、ムラのない感じが印象的です。
封筒の作りも丁寧で、サイズは175mm×115mmのカマス封筒です。 封筒に「MINNI HAVAS」と記載があったので有名なイラストレーターのようです。
フィンランド生まれのイラストレーターで、現在はドイツのベルリンを拠点にして活躍
しています。 鉛筆画で描かれる作品はちょっとリアルな明るい絵柄で、柔らかいタッチが特徴的です。
他の作品とか見てみると、人物画が多いような気がします。
この封筒に描かれている回転木馬は無機質なものが題材ですが、まるで今にも動き出し
そうな感じがするのも、彼女の特徴的な絵柄がそうさせるのかなと思います。
(鳥山)