緑屋通信2011年6月号

中小企業総合展2011 in Kansaiに出展しました!

5月25、26、27日の三日間、インテックス大阪にて開催された中小企業総合展2011 in Kansaiに緑屋紙工も出展させていただきました。
紙媒体、印刷業界だけの展示会ではなく、あらゆる業界、業種の企業様が出展しておられ、緑屋紙工もその中で生活文化・福祉関連のブースに出展しておりました。

初めての総合展ということで情報もなく、何をすれば良いのかもかってがわからず、思い返せばあっという間の三日間となりました。
そんな中来場してくださった多くの方々には大変感謝しております。

中でも壁とTシャツに貼り付けてあったマスコットキャラクターのカエルとノベルティとして用意しておりましたお礼状ポストカードが思いのほか好評で、社会見学(?)の幼稚園の児童達にも大人気でした。

今後もこういった展示会などには継続的に出展していければと考えております。

加工レポート「大きいセロファン窓」

先日、私が経験した中では一番窓の幅が広い封筒をつくりました。

窓は、細かい作業が多く手間ひまかかる工程です。

窓を抜き貼りするには、
(1)紙にセロファン接着用の糊をつけるため、スタンプのような版を窓枠に合わせて作り、
(2)抜く位置を合わせ、
(3)セロファンの位置を合わせる作業が必要です。

「今回は窓の幅が240mmもあったため、初めて260mm幅のセロファンを使用しました。」

まずは、セロファンを切るためのカッター部分をメンテナンスです。
普段使用していない刃の端の方にも調整を加え、刃の端から端までの切れ具合をできる揃えることで、トラブルを減らします。

また、幅が広いとどうしてもシワが入りやすくなりますので、貼った後の受け口も、衝撃を与えないようなるべく平らに調整しました。
窓を貼り終えたあとの工程では、送りの調整が必要でした。

通常、回転するゴムローラーが紙を機械の中に送り込んでゆきますが、今回の場合、ローラーは紙部分だけではなく、セロファン部分にも接触します。
セロファンは紙よりも薄くコシがないため、手を加えないとずれが生じてしまいます。

調整の末、無事仕上げることができました。初めての作業は悩み、手間取りますが、次回からは自信をもって製造できます。

今月のビビッ ~緑屋スタッフのニュースアンテナ~

米 Amazon、Kindle向け電子書籍の販売部数が印刷書籍を上回る

米 Amazon.comは5月19日(現地時間)、同社のオンライン書店においてKindle向けの電子書籍の販売部数が、印刷書籍の販売部数を上回っていることを明らかにした。

Amazon.comにおける4月1日からの書籍販売部数データでKindle向け電子書籍の販売部数がハードカバー/ペーパーブックの1.05倍となり、初めて電子書籍が印刷書籍を上回った。

比較データには、Kindle版が提供されていない印刷版のみの作品は含まれるが、Kindle版の無料作品は対象外となっている。
米 Amazonでは2010年7月にKindle向け書籍がハードカバーの販売部数を上回り、その6カ月後にペーパーブックの販売部数を追い抜いていた。

2011年これまでのKindle向け書籍の販売部数は前年同時期の3倍以上。
音楽産業においてCDの売り上げが下落しているような現象は見られず。印刷版書籍の売上げも継続的に伸びているという。

Kindle版の目覚ましい成長を合わせて、2011年の米 Amazonの書籍事業は、販売部数・売上げ高ともに過去10年で最も高い前年比成長率を達成してきているそうだ。

現在Amazon.comの米Kindle Storeで販売されているKindle向け書籍は950,000タイトルを超える。
New York Timesのベストセラーリストに掲載されている111作品のうち109作品がKindle版で入手可能。
New York Timesベストセラー69作品を含む、790,000タイトル以上のKindle向け書籍が9,99ドル以下の価格で販売されている。

(マイコミジャーナルより)

後記「山手線」

山手線は、東京の都心を回る環状線として、多くの人に利用されています。

しかし実は、山手線は環状線ではないのです。
山手線はほうっておけばグルグルと回りますが、この路線にも起点と終点があります。
起点は品川駅、そこから渋谷、新宿、池袋を経て終点は田端駅です。

こう聞くと、「それじゃ一周できない…」と思うことでしょう。
そう。山手線では一周できないから本当は環状線とは言えないのです。

実は正式な線路としてのJR山手線は品川から田端までの区間のみで、環状を描くために不足する他の区間に関しては他の線路に直通で乗り入れ運転を行っているだけです。

乗り入れている区間の、本来の路線名は次の通りです。
・田端~東京駅間…東北本線
・東京~品川駅間…東海道本線

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