神饌米を大切にお届けするために。「中身がこぼれない封筒」のご提案

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神饌米を大切にお届けするために。「中身がこぼれない封筒」のご提案

 日頃より、皆様の想いを包み、届けるお手伝いをさせていただいております当店ですが、今回は少し特別な「包む」お話をお届けいたします。

 それは、日本の豊かな精神文化の象徴とも言える神社と、そこで捧げられるお米、そしてそのお米を参拝者の皆様へお渡しする際の「中身がこぼれない封筒」についてです。

神社とお米、そして神饌米

神棚と神饌米
 古来より、私たち日本人の生活の中心にはお米がありました。お米は単なる食料としてだけでなく、豊穣の象徴であり、神々への感謝のしるしとして、最も大切なものの一つと考えられてきました。その思いは現代にも受け継がれ、全国の神社では日々、神様へお米がお供えされています。

 神社で神様にお供えするお米は「神饌米(しんせんまい)」と呼ばれます。神饌とは、神様にお供えする食事のことで、その中でもお米は特に重要な位置を占めます。神職の方々が心を込めてお供えした神饌米は、神様が召し上がったものとして、特別な力が宿るとされています。

 そして、お供えされた神饌米は、祭事の後などに「撤饌(てっせん)」として、参拝者に授けられることがあります。これは、神様からのお下がりをいただくことで、そのご神徳を分けていただくという意味合いがあり、非常にありがたいものです。家庭に持ち帰り、ご飯に混ぜて炊くことで、神様の恵みをいただくという感謝の気持ちが込められています。

撤饌のお米を大切にお届けする「中身がこぼれない封筒」

お米など細かい粒も中がこぼれない工夫
 さて、このありがたい撤饌の神饌米ですが、参拝者の方へお渡しする際には、どのような形で授与されているでしょうか。小さなビニール袋や、一般的な白い封筒などが使われることが多いかと存じます。

 しかし、お米は一粒一粒が小さく、わずかな隙間からでもこぼれ落ちてしまうことがあります。せっかく神様から授かった大切なお米が、持ち帰る途中でこぼれてしまっては、参拝者の方も残念な気持ちになりますし、神社様としても心苦しいのではないでしょうか。

 特に一般的な封筒の場合、紙の折り目や角の部分には、目に見えないほどの小さな隙間が生じやすいものです。お米のような細かい粒状のものを入れると、その隙間から少しずつこぼれ出てしまう可能性は否定できません。

 神聖な神饌米だからこそ、最後の一粒まで大切に、確実に参拝者の手元にお届けしたい。そんな想いにお応えできるのが、私たち「封筒屋どっとこむ」がご提案する特殊加工封筒「種袋(たねぶくろ)」です。

「中身がこぼれない封筒」の秘密

種袋
お米を入れる袋

 「種袋」は、その名の通り、元々は植物の種を入れるために開発された封筒です。

 植物の種には、ケシ粒のように非常に細かいものから、豆のようにある程度の大きさのものまで様々です。特に、園芸用や農業用の種子は、品種改良された貴重なものが多く、一粒たりとも無駄にできません。

 そのため、「中身がこぼれない封筒」には、どんなに小さな種でも袋の角の隙間からこぼれ落ちることがないよう、特別な工夫が凝らされています。その秘密は、封筒の両端を三角形を作るように深く折り込む加工にあります。

 通常の封筒は、紙を折り重ねて貼り合わせる際に、どうしても角の部分に微細な隙間ができやすい構造になっています。しかし、「中身がこぼれない封筒」では、この角の部分を内側に深く折り込み、さらに底の部分も丁寧に貼り合わせることで、物理的に隙間そのものを限りなくゼロに近づけています。精密な加工により、細かい粒子状のものでも、安心して封入することができるのです。

 この「深く折り込む加工」は、見た目にはシンプルですが、内容物の特性を熟知し、長年封筒製造に携わってきた当店ならではの技術とノウハウが詰まっています。

「中身がこぼれない封筒」を神饌米の袋にご提案する理由

お米など細かい粒も中がこぼれない工夫
「種袋」の持つ「中身がこぼれ落ちない」という特性は、まさに神饌米を授与する際の封筒として最適なのではないでしょうか。

■ お米を大切に保護します

 最大のメリットは、やはりお米がこぼれにくいという点です。神様からのお下がりである貴重な神饌米を、最後の一粒まで大切に参拝者へお届けすることができます。授かった方がご自宅に持ち帰るまでの間も、安心して携帯していただけます。

■ 神社の品格を高めます

 細部まで配慮の行き届いた封筒を使用することは、神社の品格や、参拝者への丁寧な心遣いを示すことにも繋がります。撤饌を授かるという行為そのものが、よりありがたく、記憶に残るものになるのではないでしょうか。

■ 様々なサイズやデザインに対応可能です(ご相談ください)

 入れるものの量や種類に応じて、様々なサイズで製造することが可能です。また、神社名やお印、メッセージなどを印刷することで、オリジナルの神饌米用封筒を作成することもできます。例えば、お米の由来や、召し上がり方などを記載したデザインにすれば、参拝者の方への情報提供としても役立ちます。

■ 環境に配慮した紙素材も選択可能です

 近年、環境問題への関心が高まっていますが、当店では環境に配慮した紙素材の取り扱いもございます。神聖な自然に感謝を捧げる神社の取り組みとして、環境負荷の少ない素材をお選びいただくことも、一つの選択肢としてご提案できます。

神饌米の授与に、「中身がこぼれない封筒」をご検討ください

神社

全国の神社様におかれましては、日々の祭事や参拝者へのご対応など、ご多忙のことと存じます。その中で、撤饌としてお渡しする神饌米の包装にまで、なかなか手が回らないというお声もあるかもしれません。

しかし、ほんの少しの工夫で、参拝者の皆様の満足度を高め、神社の印象をより良くすることができるとしたら、いかがでしょうか。

当店の「中身がこぼれない封筒」は、まさにその「ほんの少しの工夫」として、神社様のお役に立てる製品であると確信しております。

「参拝者にお渡しするお米が、袋からこぼれていないか心配だ」

「より丁寧な形で、ありがたい神饌米をお渡ししたい」

「神社の名を入れた、オリジナルの封筒を作りたい」

このようなお考えをお持ちの神社様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、当店の「種袋」をご検討いただけますと幸いです。

まずはサンプルをお手に取っていただき、その構造や品質をお確かめください。お米を実際に入れてみて、本当にこぼれないのかどうかを実感していただくのが一番かと存じます。

サンプルのご請求や、製品に関するご質問、お見積りのご依頼など、どうぞお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが、丁寧に対応させていただきます。

封筒作成について

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