頭の大きな封筒を製造する
先日、写真のような、頭(フタ)の寸法が60mmと大きな封筒の製袋依頼をいただきました。アドヘヤ糊つきです。
60mmのフタもめずらしいのですが、実をいうと製袋ではなく、アドヘヤ糊加工に苦労します。
フタの先から3mm下へ糊を付けます。当然、胴体側も丁度合わさる位置に塗布します。
しかし頭が大きいため、2箇所の糊の端から端まで、114mmもの距離があります。
糊スポンジを取り付けるガマーシリンダーの幅が120mmなので、機械の仕様ギリギリです。
それから、2本のピンが封筒の横側を押して運んでゆくのですが、ピンの片方が頭にあたってしまうと、封筒が斜めってしまいます。
ガイト内に収まるギリギリまで調整し、かつ正しい位置に糊がつくよう、位置合わせに一苦労でした。
できあがった時の爽快感はとても気持ちのいいものでした。
機械の治工具チェックリスト
各機械ごとに、使用している治工具のチェックリストを作成しています。
各機械担当者が、毎日作業終了後チェックをします。
これは、「5S」取り組みの一環としてはじめました。
過去、「さしが無くなった」「スパナが無い」といったことが頻繁に起こっていました。
落ちた物差しがごみ箱の中に入ったのを気付かずそのまま捨ててしまう、あるいは工具を手に持ったまま移動して、どこかしたに置きっ放しにしてしまうなどです。
大切な商品をつくっている機械の工具です。「大事に扱ってはじめていい商品ができる」と、社員みなで意識を共有したいものです。
今月のビビッ
インクジェットプリンター皮膚を印刷!?米研究
インクジェット印刷技術を使い、立体的な皮膚を作る研究がおこなわれているらしい。
もしこれが実現すれば将来、やけどの患者への皮膚移植に応用できるかもしれない。
患者から採取した細胞を培養し、これをインク代わりとして、プラスチック上に一層ずつ「印刷」して目的の移植組織を作成するのだ。
この移植組織は患者本人の細胞を元にする為、拒絶反応を避けられる可能性がある。
マウスと豚を使った実験結果では良い結果が得られたようだ。
この技術はまだ初期段階でひとへの応用には移植組織を血管に結合して血液や酸素が供給されるようにする必要がある。
しかし、もしこれが実現されれば多くの人々を救い、印刷の大きいな可能性は示すことになるだろう。
(AFPBB Newより)
編集長の後記
2009年12月に18きっぷを使用し、飯田線の旅に行きました。
飯田線は辰野駅から豊橋駅まで92駅もあって片道7時間かかります。
鉄道好きで知らない人はいないぐらい有名なローカル線。
飯田線には、いくつか秘境駅があります。
周囲に家が見あたらない、近くに道路も走っていないなどが秘境駅です。
飯田線の秘境駅は写真のようにガケっぷちの駅が、いくつかあります。
人気のない駅で自然の音を聞くのもロマンチックです。
次回も緑屋通信をよろしくお願いします。