PayPayポチ袋の機能・使い方とポチ袋について
お正月といえば、初詣、書初めなど、日本の美しい文化に触れる機会が多くありますが、お子さんたちにとって一番の楽しみは、やはり「お年玉」ではないでしょうか。
少し厚みのある小さな袋を、親戚から「はい、どうぞ」と手渡される時の、あのドキドキとワクワク。そして、そっと中身を確かめる時の高揚感。誰もが一度は経験したことのある、お正月の微笑ましい光景です。
そして、その大切なお年玉を包むのが、「ポチ袋」です。
しかし、キャッシュレス化が急速に進む現代において、このお年玉の文化にも新しい波が訪れていることをご存知でしょうか。
そもそも「ポチ袋」の「ポチ」って何?

1.「紙」から「特別な贈り物」へ大変身!
「ポチ袋」という、この可愛らしい響きの名前。その由来には諸説ありますが、有力なのは関西地方の言葉で「心付け」や「祝儀」を意味する「ポチ」から来ているという説です。
「これっぽち」という言葉に代表されるように、「ほんの少しですが」「わずかばかりの気持ちです」という、日本らしい謙虚さや奥ゆかしさが込められています。お年玉も元々は、お正月に神様にお供えしたお餅を、家長が子どもたちに分け与えた「御歳魂(おとしだま)」が由来とされ、一年の幸せを願う意味合いがありました。
ポチ袋は、単にお金を入れるための小さな袋というだけでなく、相手を思う心遣いや、健やかな成長を願う気持ちをそっと包み込む、日本の美しい文化の象徴でもあるのです。
令和のお年玉はスマホで送る?PayPayの「ポチ袋」機能
そんな長い歴史を持つポチ袋ですが、令和の時代になり、驚くべき進化を遂げています。 その代表格が、スマートフォン決済アプリとしてお馴染みのPayPay(ペイペイ)が提供する「ポチ袋」機能です。

PayPayには、個人間でお金を送り合える「送る・受け取る」という便利な機能がありますが、年末年始の時期になると、この機能にお年玉をイメージした特別な「ポチ袋」のデザインが登場します。ユーザーは数種類のデザインから好きな絵柄を選び、メッセージを添えて、まるでお年玉を渡すかのようにPayPay残高を送ることができるのです。私も去年親戚の子どもに送ってみたのですが、PayPay残高をLINE(ライン)で簡単に送ることができました。
このデジタルなポチ袋には、現代ならではのメリットがあります。
1.遠く離れていても送れる
帰省が難しい遠方の親戚や、なかなか会えないお孫さんにも、元日の朝一番にお祝いの気持ちを届けることができます
2.新札を用意する手間がない
年末の忙しい時期に、銀行で新札に両替する手間が省けます。お年玉をあげる人数が多くなると、これは意外と大きなメリットかもしれませんね
3.金額の管理がしやすい
送った履歴がアプリ内に残るため、「誰にいくらあげたか」を正確に管理することができます
物理的な移動や準備の手間を省き、いつでもどこでも、思い立った時にお祝いの気持ちを届けられる。まさに、スピードと効率性が重視される現代に即した、新しいお年玉の形と言えるでしょう。
このようなサービスが登場するのは、時代の必然かもしれません。実際に利用してみると、その手軽さと利便性に驚かされます。
PayPayの「送る」とPayPay「ポチ袋」の違い

まず、今まであったPayPay「送る」との機能の違いについてご説明いたします。
ポチ袋をもらったときに、「いくら入っているのかな?」というドキドキ感がありますよね。笑 PayPayポチ袋はそれを再現していて、もらったときに開封するまで金額がわかりません。
PayPayポチ袋の使い方
では実際のPayPayポチ袋の使い方について見ていきましょう。

STEP1.PayPayアプリからポチ袋を選択する
アプリを立ち上げましたら、トップページの「おすすめ」を右にスライドさせて「すべて」をタップして「すべての機能」を表示させます。
「すべての機能」の中の「送る・受け取る」の中の「ポチ袋を送る」を選択します

STEP2-01.宛先の設定
すると、「あて先を選択」の画面に移動しますので、虫めがねマークの「PayPay ID・電話番号・表示名」と書かれているところに、ポチ袋を送りたい方の電話番号などの情報を入れて「あて先」を設定してください。(連絡帳のマークをタップすると簡単にあて先を設定できます)

STEP2-02.電話番号を知らない人に送る方法
また、「LINEなどのSNSでも送れます」をアップして、送金用のURLを作成してそのアドレスをLINEなどのSNSや、メールに添付してポチ袋を送ることができます。
URLを作成するときに、開封用の「受け取りパスコード」も作成できますので、セキュリティも安心です。

STEP3.金額を設定して送金する
送金したい金額を入力します。
この画面では、「メッセージを書く」のボタンがあり、入力することで一言添えてのポチ袋を送ることができます。
また、通常のかわいいタイプの「ポチ袋」だけではなく、渋みのある「敬老の日」バージョンの絵柄も選べます!
とっても簡単な操作で慣れてしまえば一分以内に送金作業が完了できます!
それでも、私たちが「紙のポチ袋」を愛する理由

さて、ここまでデジタルのポチ袋の利便性についてお話ししてきましたが、「では、もう紙のポチ袋は時代遅れなのでしょうか?」と問われれば、私たち「封筒のプロ」は、胸を張って「いいえ、決してそんなことはありません」とお答えします。
便利でスマートなデジタルポチ袋も素晴らしい選択肢の一つです。しかし、従来の紙のポチ袋には、その利便性を超える、人の心に深く響く特別な価値があると信じています。
1.「選ぶ時間」に込められる想い
「あの子はキラキラしたものが好きだから、この箔押しのデザインにしようかな」 「中学生になる姪っ子には、少し大人っぽい和紙のものがいいかもしれない」 「この面白いデザインなら、笑ってくれるだろうな」
相手の顔を思い浮かべ、その子の個性や好みを考えながら、一つひとつポチ袋を選んでいく。この「選ぶ時間」そのものが、気持ちを込める、最初のプレゼントなのかもしれませんね。
2.五感に訴えかける「モノ」としての存在感
紙のポチ袋は、実際に手に取ることができる「モノ」です。
さらりとした上質紙の手触り。温かみのある和紙の風合い。そして、中に入れる新札の、パリッとした張り。ポチ袋を手にした時のこれらの感覚は、私たちの五感を心地よく刺激し、記憶に深く刻まれます。
3.「手渡す瞬間」のコミュニケーション
そして、紙のポチ袋が持つ最大の価値は、「顔を見て、手渡す」という行為そのものにあるのではないでしょうか。
「あけましておめでとう。今年もよろしくね」 そんな新年の挨拶とともに、ポチ袋を差し出す。そして、それを受け取る子どもの、ぱっと輝く笑顔と「ありがとう!」という元気な声。
この一連のやり取りの中に、人と人との温かい心の交流が生まれます。目と目を合わせ、言葉を交わし、モノを手渡す。決して得ることのできない、リアルなぬくもりと喜びに満ちています。
PayPayのポチ袋と紙のポチ袋

PayPayのポチ袋のようなデジタルサービスは、私たちの生活をより便利で豊かにしてくれます。会えない人にも気持ちを届けられるという点で、素晴らしいツールです。
しかしその一方で、このデジタル化の時代だからこそ、改めて「実際に会って、顔を見て、手渡すこと」の大切さも再認識しているのではないでしょうか。
デジタル、アナログ、どちらにしても大切な人の笑顔のためにと思う気持ちを込める。どちらも、ポチ袋はその全てを凝縮したアイテムなのかもしれません。
実際会えるのあれば紙のポチ袋、遠方にいてなかなか会うことができないのであればPayPayポチ袋と使い分けるのが一番かもしれないですね。
封筒専門店の「封筒屋どっとこむ」では、これからも、デジタルな送金では味わえない皆様の大切な想いを包む、多種多様な封筒やポチ袋をご用意してまいります。オリジナルポチ袋のご相談も承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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