封筒七変化?!…クラフトペーパーデュプレ
封筒屋通信をご覧いただき、誠にありがとうございます! 暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。[br num="1"] 今回オススメさせていただく紙は「クラフトペーパーデュプレN」です。 濃いこげ茶色の未晒クラフトをベースに、片面が白く塗りつぶされた様な、大変個性的な紙です。
『ホワイトクラフト』という名前で呼ばれる事もございます。 紙の表裏で色が異なるため、封筒の外側に白色が見えるように組み立てると、封をあけた時に、濃いこげ茶色の面が目に入り、受け取った方はたいへん驚かれると思います。
また、窓をあけた封筒ですと、封入物を抜いた際に窓部分だけ色が変わって、大変おしゃれです。
まさに封筒に組み立てる事によって、その良さが引き立つ紙でございます( `ー´)ノ
現場レポート…[段取りについて]
こんにちは!緑屋紙工・製造部の三栖です。 今回は、製造部の「段取り(作業順番)」についてお話をしたいと思います。 封筒の基本的な製造工程には、①断裁②エキセン③窓抜き・貼り④製袋⑤口糊があります。
毎朝、各工程の担当者たちで案件毎に商品が何時に仕上がり、何時に次工程に引き渡せるか
などを話し合います。 私の段取りの組み方としては、
「入荷日」→「納期」→「前後の工程」→「封筒サイズ」→「受注数量」の順番に商品を見て、
出来るだけ同サイズの案件を揃え、更にその中でも後工程(私にとっての後工程は「⑤口糊」
にあたります)がある案件を優先で作業にとりかかっています。
気になるトナリの封筒 ザ・ワールド
日本…国宝シリーズ郵便切手
今回は日本の封筒「国宝シリーズ郵便切手」です。 メインは切手なんですけどね。 桃山時代の象徴的な三つの絵柄です。
姫路城、長谷川等伯の「松林図屏風」、狩野永徳の「紙本金地著色桧図」の3つです。 姫路城は何年か前に訪れたことがありまして、改装された後でしたので、
白色の壁が印象的でした。あとお城なので、
てっぺんまで登るのが大変だったと記憶しています。
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「松林図屏風」はよく見る水墨画なのですが、完成品ではなく下書きなのではないか、
誰かのためではなく自分のために描いたのではないか、など、
解明されていないことが多い国宝です。
「紙本金地著色桧図」は「檜図」のことです。こちらも国宝です。
作者の狩野永徳は織田・豊臣に仕え「狩野派」と呼ばれる絵師グループを形成していました。
あべのハルカス美術館で「こんぴら展」という展示会があったのですが、
そこで狩野グループの作品を見かけました。
戦国時代の絵を思い浮かべたらそれが狩野グループの絵です、
というぐらいあの時代の絵画だというイメージがあります。
Kakugata Gazette Envelope2
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両サイドにマチ幅のある「ガゼット封筒」ですが、意外にも便利に使用できることは以前ご紹介いたしました。
・・・でも、何を入れたらいいんだろう?と実際の用途で考えるとあまりピンとこないかもしれません。
そこで今回は、ガゼット封筒に何を入れているかをご紹介したいと思います。
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当店では窓付きのガゼット封筒も取り扱っています。封を閉じていても、
窓から中身が確認できますし、また、宛名の用紙を用意すれば、
発送の手配が簡単になります。
宛名のテンプレートはホームページにも掲載しているのでご参考下さい。
(鳥山)