ひときわ輝く贈り物【ミランダ】
皆さん今年も終わりに近づいてまいりましたね。場所によっては雪化粧を始めたところもあるのではないでしょうか。
平成最後の冬をしっかりと味わいたいものですね(゜_゜>)!
さて、今年最後を締めくくる通信は「ミランダ」で作成させていただきました!
ミランダといえば何といっても、高級感あふれるこのキラキラが特徴ですよね。
このキラキラの正体は、3色のガラスフレークを塗工して出来ているものです。
紙を見る角度によってきらめいて、高級感を演出してくれます。
色数も豊富で連量が100㎏だと13色の展開があり、130㎏からは両面ともに光沢の塗工がされています。
美しさと可愛らしさを兼ね備えたミランダは様々な場面で活躍できること間違いなしですね(=゚ω゚)ノ・*+*☆
今月のサンプル ~プチブクロ~
そんなミランダを使って今回は展示会でも人気の『プチブクロ』を作成いたしました!
色はしんくと濃緑で、クリスマスにぴったりな色合いです。
また、プチブクロは500円玉まで入りますので年始のお年玉などにも面白いかもしれませんね!
他にも洋服や雑貨のタグとして使用したり、小分けの薬袋など様々な使い方のできるプチブクロで封筒ではない新しい使い方も考えております。
ぜひ皆様のアイデアの種となれば幸いです。
今年も沢山の方々に支えていただきありがとうございました。
来年も様々な紙をピックアップし、皆様の日ごろのお仕事にお役立て出来るよう邁進していきます。
それでは来年も、紙好き男子高比良ともどもよろしくお願いいたします!
(封筒工房[緑屋紙工] 高比良)
封筒屋スタッフブログより
なんと!今年も!!作ってみました!!!今回は趣向を変えてイラストを彫ってみました(*’▽’)
ずっと作りたかったのですが、やっと作れて嬉しいです~♡
何を創ったかは是非ブログでご覧下さい。
最近恒例の10月行事に欠かせない、あるものです。
ちなみにパンプキンヘッドは私は可愛くないと。。。思う。
引用元ブログURL…Jack-o’-Lantern!
(記事作成:蓮池 コメント担当:福崎)
現場レポート 封筒を作る その4…[製袋]
この封筒を作るシリーズも4回目を迎え、ついに「折って」「貼って」封筒の形になる「製袋」工程へ辿り着きました。
この工程は年をまたいで2回に分けてご紹介します。
様々な貼り方で出来上がる封筒
紙を折って貼る方法は、主に4つの貼り方に分類されます。
縦型封筒では「センター貼(中貼)」「サイド貼(左貼など)」。
横型封筒では「カマス貼」「ダイヤ貼」。と分類されます。
さて、封筒の機能としては同じですが、貼り方の違いで特徴が変わってきます。
センター貼り
封筒裏面の中心に貼合せがあります。
折って貼る距離が短いことで、ピシっとした張り感が出てフォーマルな場面に良く似合います。
また、重ねたときに安定感が出ることもセンター貼りのメリットと言えます。
サイド貼り
封筒裏面のサイドに貼合せがあります。
右側で貼り合わせる仕様は「右貼り」、左側で貼り合わせる仕様は「左貼り」と呼びます。
左のイラストの場合は右貼りになります。
貼合せがデザインの邪魔をしないため、裏面まで大きく表現することができます。
なお、サイド貼りのことをスミ貼りとも呼びます(隅っこで貼るからスミ貼りです)。
カマス貼り
カマス貼りの封筒は、横型封筒の強みである封入口の広さ(封入物の入れやすさ)と、サイド貼りの強みであるデザインの統一感を併せ持った貼り方で、貼合せが最小に抑えられます。
さらに、自動で封筒の中身を入れて封をすることができる機械は、カマス貼りと相性がGOODです。
ダイヤ貼り
ダイヤ貼りのみ、エキセンでは加工できず、木型を作って別の機械で抜き作業を行う必要があります。
手間がかかってもダイヤ貼りをするのは、その存在感が他の貼り方では表現できない魅力を持っているからでしょう。
なお、結婚式の招待状やフォーマルなお知らせなどはダイヤ貼りを使用することが多いです。
いかがでしたか?
「封筒を作るぞ!」となると、サイズ感やデザインはイメージしやすいですが、貼り方によってデザインの再現性や使いやすさに影響があるんですね。
皆さんの欲しい封筒は何でしょうか?と言うよりも「何」を「どのようなイメージ」で、「誰」に届けたいでしょうか?
想像力が湧いてくると、世の中にない新しい封筒ができるかもしれませんね。
(封筒工房[緑屋紙工] 品質管理課 石飛)
ロマンチックな封筒の使い方
お客様作品事例 ラビッシュアート様
いつも封筒屋通信をご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回ご紹介するのはラビッシュアート様の「変形窓」を使用したヴィンテージ感漂う封筒です。
銀河鉄道の作中に登場する星座早見表をイメージしたメッセージカードセットの一部で、封筒の一部をカットして星座盤と組み合わせて使用すると簡易の星座早見表となるそうです。
封筒が星座早見表の一部になるなんて!と、目から鱗のご使用方法でした。
デザインと相まって、とてもロマンチックな封筒の使い方だなと思いました。
※作品事例よりお客様のショップURLへ飛べます。そちらも是非ご覧ください。とても素敵な商品です。
(封筒屋どっとこむ 福崎)
封筒屋どっとこむ お客様の作品事例はこちら(300種類以上!)
気になるトナリの封筒ザ・ワールド
バチカン市国の封筒
1971年のバチカン市国の封筒を紹介します。
封筒にはカトリック(キリスト教)に関する切手が貼られています。
シルク印刷か蝋かはわからないですが、一部立体的な印刷がされている部分があり、クラシックな感じを引き立たせるデザインになっています。
バチカン市国は東京ディズニーランドよりも小さい国で、その大部分が庭園です。
また、サンピエトロ大聖堂を中心とした、カトリック教会の総本山です。
世界史的にめちゃくちゃ濃いネタを抱えた国で、主なワードを並べるとルネサンス、カトリック、ローマ問題など。
今はユネスコ世界遺産に国全体が登録されており、美しい街並みや建造物がたくさん並んでいてとても綺麗です。
封筒サイズはバラバラ。
165mm×94mmが一番小さく190mm×101mmが大きいサイズ。
166mm×96mmや174mm×98mmのサイズもあり、封筒形状もダイヤ貼やカマス貼など様々で規格がよくわからないです。
(封筒屋どっとこむ 鳥山)
編集後記
お世話になっております。封筒屋通信編集長の蓮池です。
最近めっきり寒くなりましたね。
寒さに弱い私は、家ではずっと毛布に包まっております。
そろそろ冬眠の支度を始めないといけません…(笑)。
お鍋が美味しい季節でもあるので、今年はとにかく色んなお鍋を、たくさん食べたいと思います。