封筒屋通信2014年3月号

緑屋紙工の出来事

第一号 緑屋通信

緑屋通を創刊して3年以上経ちました。
記念すべき第一号目は2010年6月に発行しています。
名前も「封筒屋通信」ではなく「緑屋紙工通信」ですね。

当初、手書きで絵を書いていた頃から比べるとかなり様変わりしました。
これまで続けてこれたのは緑屋通信を読んでくださった皆様の「毎月読んでいるよ」「頑張って!」などの励ましのお声があったからです。

お世話になっている皆様に少しでも喜んでいただけますよう、今まで以上に内容を充実させていくよう努力します。
これからもよろしくお願いいたします。

(辰巳)

タクセルの出来事(~封筒屋スタッフブログより~)

在庫紙で楽しんで頂きました

こんにちは。鳥山です。

去年、当店の倉庫に置いてある、使わなくなった紙の原紙を近隣の幼稚園にお譲りしたのですが、その紙を実際に使用頂いた写真を送って頂きました。
少しですが、ご紹介致します。

園児たちが紙の継ぎ目をテープで貼り合わせ、かなりの大きさの紙を作っています。そして園児が紙の周りを取り囲んで、何かが始まりそうです。
上下に振ってバルーンのような、パラシュートのような、楽しそうな何かになっています♪

これは紙を大きく継ぎ足して作ったパラバルーンです。
紙の端をタイミング良く上下に動かしたり、全員がパラバルーンの中に入りパラバルーン全体を盛り上げたり、いろいろな動作を行なうことにより、遊びながらタイミング感覚・リズム感・スピード感・表現力などを養い、仲間とのコミュニケーション能力を育てることができるようです。

わいわいと楽しそうな感じが、写真を通して伝わってきます。
大きい紙ならではの使い方ですね。仕事に追われる大人からみると、羨ましい開放感です。

他にも色んな場面で紙を使用頂いているそうです。楽しそうな事に使って頂けると、お譲りして良かったな~と思います。
写真をお送りいただき、本当にありがとうございます。

(記事セレクト:南)

封筒加工レポート…【カマストレーシングペーパー】

先日、写真のような「巾160mm×天地160mm」と通常よりも大きく正方形に近い形の商品を加工しました。
トレーシングペーパーという、透ける紙を使用しているので、糊の付着位置に気を使ったり、シワや折れにも気を使います。

トレーシングペーパー自体が加工しにくい紙ではありますが、何度も経験しているので、今回はすんなり加工できました。

中身が見える封筒はどういった使い方をされているのでしょう?

「透ける封筒」(作品事例)

こんにちは。封筒屋スタッフの福崎です。

私が封筒屋で働き始めの頃、衝撃を受けた封筒の一つが株式会社ジー・エム・ティー様の様なトレーシングペーパーを使用した封筒でした。
それまでは図画用目的でしか使用した事がなく、透ける紙を封筒にしてしまう発送と加工できるという技術に2重で驚いた記憶があります。

普通に加工できるのかと思っていたら、そこは一癖ある紙で、普通の紙に比べると固く、紙を断つ刃がこぼれやすいため、封筒ごとに刃型を作成する必要があるとの事。
私の中ではストーンペーパーと共に「最強の紙」という風に位置づけられています。

そんなトレーシング紙の特徴といえば、やはり「透ける」事にあります。
中身を濃い色のカードにして色を演出したり、商品をいれてあえて中身を見せたり。

また封筒には白インクで模様を印刷し、中身を入れた時に白インクの模様をはっきりと見せるなど、アイデア次第で様々な表情を見せてくれます。とてもデザインのし甲斐がある紙だなと思います。

型代や紙自体の値段でコストはかかりますが、インパクトのある封筒やデザインをご希望の際は、その魅力を大いに発揮してくれます。

お見積は無料でお送りできますので、是非一度お問い合わせ下さい。

(福崎)

封筒屋へのお問い合わせ(~お客様の声~)

『販売用便箋セット制作のため、和紙を取り寄せ型をつくるまではしたのですが、製袋、口糊加工をお願いする事は可能でしょうか?型まで社内で製作したい理由は、まだ試行錯誤の段階なのでいろいろな用紙で試したり、絵柄を複数印刷したりしたいためです。』

型抜き済みの紙や、印刷済みの紙をご支給いただき、加工のみでもお請けしております。
今回のお客様のように商品企画で色々と試されたい場合はもちろん、例えば印刷会社様やデザイン会社様が自社で印刷(もしくは手配)まで行い、加工のみを依頼されたい場合などもご利用ください。

その際の型作成や紙の選択、印刷データ作成等に関するご不明点がありましたら、封筒作りのプロがアドバイスいたしますので、遠慮なくご相談ください。

まずは相談のみ、という方もお気軽にご連絡ください。

(南)

よもやま話

厚紙のマチ付き封筒

厚みのある冊子や沢山の資料などを入れる際に重宝するのがマチ付き封筒です。

そういった内容物の場合、ある程度重さもありますので、それなりに強度のあるクラフト紙でできた封筒であっても、郵送中に破れたりしてしまわないか少し不安になることもありますよね。
そうなると、厚紙でできた封筒を使うという選択肢が出てきますが、『厚紙の封筒でマチ付き』のものはあまり見かけません。

分厚い本も安心して入れられる厚紙のマチ付き封筒があればなぁ・・・とお思いの方は少なくないでしょう。

そんなお悩み、ご希望に応えるべく、丈夫な厚紙を使ったマチ付き封筒の作成も承っております。

丈夫な厚紙でしかもマチ付きの封筒となると、分厚く重さのある本でも安心して送ることができますよね。
会社から資料などを送る際はもちろんですし、通販ショップなどでそれ以外の様々な商品を送る際にも活躍するでしょう。
オリジナルのマチ付厚紙封筒を作っておけば、色々な場面で重宝できますよ。

『厚紙のマチ付き封筒』にご興味のある方はぜひお気軽にご連絡下さい。

(記事セレクト:南)

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