封筒屋通信2019年6月号

封筒屋通信2019年6月号

サガンGA -書店でお世話になっております-

いつもお世話になっております(=゚ω゚)ノ 紙好き・本好きこと緑屋紙工の高比良でございます。
新元号「令和」には皆さん慣れましたでしょうか?
「R」という略称に未だに慣れず、書き間違い多発中の私でございます…

サガンGA紙サンプル

さて、この通信を手に取っていただいた瞬間に“エンボス紙”であることがお分かりいただけたかと思います。

そんな今回は「サガンGA」をご紹介させていただきます(゜_゜>)
サガンGAは竹尾さんのエンボスシリーズである「T-EOS」の一つです。

従来はペールトーンやニュアンスカラーの多いシリーズでしたが、サガンGAはその逆であるビビッドカラーの多い紙です。
ビビッドカラーは純色の一つでもあり、非常に彩度の高い色合いになっています。

また無彩色との相性もよく、今回のカラーバリエーションの中にも無彩色がいくつか含まれており、すべてを合わせると最大50色もの
数になります。

1色印刷などで印象強くまとめたいときやエンボスの質感で高級感を演出したい時などにもってこいの紙だと感じます。

最近では書籍の装丁などにも広く使われており、書店で見かけては一人で(。-ω-)フムフムとなっています。

今月のサンプル~人気No1 ダイヤ封筒~

サガンGAサンプル封筒

そんなサガンGAで、洋1サイズ(176x120mm)のダイヤ型封筒を製作いたしました。
こちらは去年製作したマーメイドと同型で、弊社に専用の木型がございます。

展示会でもこちらの封筒は人気No1でしたので、紙を変えリニューアルいたしました。
鮮やかな3色をご用意いたしましたので、サンプルのご請求お待ちしております!

製袋しにくいと言われるエンボス紙など、どんな仕様でも緑屋紙工はチャレンジすることで乗り越えていきます(。-ω-)

それでは来月号でもお会いしましょう!

封筒工房[緑屋紙工] 高比良)

封筒屋スタッフブログより

焼肉と白ごはん

この間、焼き肉の食べ放題にいってきました。
肉を食し、米を食し、冷麺を食し、最後にスイーツを食し、大満足の食べ放題でした(*^^*)


自分の事ながらよく食べたなと思います。(次の日は体重計に乗れませんでした)
しかしお肉を食べるとエネルギーが湧くので、また機会をみて行けたらと思います。

(記事作成:福崎 コメント担当:福崎)

現場レポート[ISO9001編]

ISO9001

先日、産創館で行われたISO9001のセミナーに行ってきました。
今回は基礎編という事で、社内の講習で学んだこととは少し違う視点でも学び直せるかも、という意識で参加。予測通りなかなか良い学びを得ました。

ISO9001は取得してもすぐに会社全体がその通りに運営されていくわけではなく、数年かけて浸透させるため努力を続ける必要があります。
また、常に改善をし続けて少しでも過去より前進していかないと継続認可してもらえません。

弊社でも、製造部ではほぼ毎週生産性や品質管理のために新しい取組みが生まれたり改善されたりしております。

品質管理課では「顛末書」という、商品の不適合やクレームの内容、再発防止策を3重のチェックを通じて仕上げる社内用の書面を使い、対策を施した後の有効性まで確認しています。

ここで意外と難しいのが、「本当の原因を追究する」という事。
何かトラブルが起きてすぐに原因を探る場合はまだしも、時間が経ってしまった後のクレームなどを対応する時は予測の範疇を超えれない事がどうしてもあります。

その際の原因追及がとても難しく時間がかかるのですが、時間がかかっても煮詰めていかないと、トラブルやクレームが減らす事が出来ないでしょう。
この点はISO9001を取得してから大きく変わった事で、今でも最重要課題の一つとして取り組み続けております。

封筒工房[緑屋紙工] 品質管理課 喜瀬)

透ける封筒

透ける封筒

今回は「透ける封筒」をご紹介させていただきます。

一般的に封筒の中で透ける紙と言えば、トレーシングペーパーを指す事が多いのですが別の紙が使用される事もございます。

表面に艶があり、裏面にざらつきがある、純白ロールという白い紙です。
神社などでお守りを入れる封筒として使用される事が多く、拝見された方もいらっしゃるかもしれません。

そんな純白ロールは紙が薄いため封入物が透けやすい紙でもあります。
トレーシングペーパーよりも透け感は劣りますが、色や文字が認識できる程度には透けてくれます。

トレーシングペーパーだと紙自体が高価な事もあり、封筒代金が高くなる傾向にありますが、純白ロールだとコスト的には、ぐっとお値段を抑えて作成する事が可能です。

文字の細かい部分も読ませたい時は不向きですが、封入物のカードの色などを見せたい時などはこの紙でも十分ではないかと思います。

封筒はあえて中身を見せる事によりデザイン性を高める事が可能な場合もあります。
透ける封筒をご希望の際はぜひ一度選択肢の一つにいれてみてはいかがでしょうか。  

(封筒屋どっとこむ 福崎)

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気になるトナリの封筒ザ・ワールド

タークス・カイコス諸島の封筒

タークス・カイコス諸島の封筒

海外で日本風の絵柄が使用されているのが珍しくて購入した封筒。

しかもタークス・カイコス諸島って。何処にあるの?そこから調べてみました。

カリブ海に浮かぶ島々で、なんと平均350日が晴天に恵まれた、太陽に愛された島々です。

タークス諸島とカイコス諸島からなるイギリス領。
日本にあまり関係なさそうなのになぜ日本の絵柄?調べると確かにあまり関係がなかったです。

1979年にタークス・カイコス諸島で「世界美術シリーズ」として切手が発売されたのですが、その際に葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の絵柄が使用されたようです。
日本というより世界にいくつかある絵画の一つとして取り上げられたようです。

封筒はソフトなライン模様が入っている「STカバー」。
切手は北斎の絵柄ですが、封筒に描かれている絵はよく見ると日本ぽくない。

この部分だけ少し凸凹のある印刷がされていてシルク印刷のようで、高級感あふれる封筒です。

タークス・カイコス諸島の封筒2

おそらく紙は薄めの晒クラフトかと思われます。紙の中でも比較的強度のあるクラフト系の紙は、包装紙や袋でよく使用されています。

封筒屋どっとこむ 鳥山)

編集後記

6月というと、雨というイメージが真っ先に浮かびますが、昔と比べると雨が降ることも少なくなってきたような気がします。
私がただ、外に出ることが減っただけなのかもしれませんが…(笑)

この間の連休に、雨を題材にした映画を観たのですが、映像がとても綺麗で、雨降りの日に観たこともあって、世界に入り込んで観ることができました。
自分では中々手を出さない作品ですが、おすすめということで観て、とてもいい作品に出会えたなと感動しています。

みどりん

皆様もぜひ、雨の日に「言の葉の庭」を観てみてください。おすすめのおすすめです。(笑) 

(封筒屋どっとこむ 蓮池)

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