封筒屋通信2023年12月号

▼現場レポート

[変形つり銭封筒]

今月のサンプルについて現場の皆さんにお話を伺いました！

▼トムソン（Ｅさん）

今までは窓枠を抜くために使用していた機械ですが、
今回初めて封筒展開形状の抜きを行いました。
難しく感じたところは、折罫部分になります。
刃物以外の調整は初めてだったので苦労しましたが、良い経験になりました。

▼製袋（Ｈさん）

実は、ちょうど同じ形状の生産をした後だったので、
型替えは非常に早く済ませることが出来ました。
封筒のフタが無い形状のため、通常はズレやすいのですが、
今回に関しては機械運転中も特に苦労はありませんでした。

▼印刷（編集長）

今回は封筒屋通信初の仕上がり後の印刷でしたが、
事前に試し刷りをしていたため特に問題なく印刷することができました。
今回はワンポイントかつシンプルなデザインにしましたが、
印刷不可範囲を考慮しつつ、全面にも印刷してみたいです。

気になるトナリの封筒　ザ・ワールド

カナダの封筒

刺繍枠と刺繍糸、そしてクリスマスのモチーフがあしらわれたこの封筒はカナダの封筒で、
この封筒は先月紹介した「ＦＤＣ」という記念封筒のうちのひとつです。
封筒右上にある、このクリスマスのモチーフの切手は、刺繍で描かれたデザインの写真になっています。
封筒本体は恐らくカマス貼りのような形状の封筒かと思いますが、
フタまでしっかり糊付けされていたため、中の形状を確認することができませんでした( ﾉД`)

そんなカナダでのクリスマスはホリデーシーズンと呼ばれるそうで、実家に帰省したり、
家族で旅行に出かけたりすることが多いそうです。
クリスマスやクリスマスイヴには暗くなる前に閉まったりするお店や施設があったりと、
日本で言うところのお正月のような雰囲気だそうで、家族と過ごすための時間となるようです。

クリスマスの雰囲気を感じるために友達とパーティーをしたり、
お出かけをするのもとっても良いですがカナダのクリスマスのように静かに過ごすのも、
大人な感じがして憧れます。
（角谷）

【 作品事例：CLUB FOUR NINE 様 】

今回ご紹介するのは「CLUB FOUR NINE様」の封筒です。

「１２０×８７mm」のカマス貼りで、表面にはお店のロゴ、
裏面にはお店の情報を印刷しています。

紙は上質紙（白）と紀州色上質（黒）を使用し、白い紙には赤金、黒い紙には銀で印刷しています。
金や銀のインクを使うことで通常の印刷よりも高級感を出すことが可能でございます。

特に黒色の紙の場合、紙との相性も相まって銀のインクが映えるため、高級感が増します。

白い紙に金のインクで印刷する場合はワンポイントや文字などは
輝きが鈍くなり黄土色に見えやすいですが、ベタの割合が多いと輝きは増して見えます。
「CLUB FOUR NINE様」のようにロゴなどを大きく印刷することで、
輝きを出しつつパッと目を引くこともできます。

つり銭封筒はカマス貼りのほかに、フタが三角形の「ダイヤモンド貼り」もございます。
一般的なサイズ「１１８×８０mm」であれば当店に木型がございますので、
流用して作成することができます。

編集後記

今月も封筒屋通信をお読みいただきありがとうございます！

どうしても欲しい靴があり、ネット通販で意を決して購入したところ、
注文完了後にキャンセルとなってしまい、諦めざるを得ない結果となってしまったのですが、
映画の前売り券を買うために外出していたときに近くに欲しかった靴の専門店ができていたのを
見つけてしまい、気付いたらできたてのお店に飛び込んで、欲しかった靴を購入していましたΣ(･д･ﾉ)ﾉ‼笑

サイズが大きかったので悩んでいたのですが、実際に履いてみると可愛くて仕方がなくて、
これも何かの縁だと思って勢いで即購入しちゃいました。
毎日ウキウキで仕事しています！笑
（蓮池）