DESIGNとCRAFTの融合:D'CRAFT
封筒屋通信をご覧いただきまして、誠にありがとうございます!
例年よりも早い梅雨入りでしたが雨に遭った記憶があまりありません…σ(・ω・`。)?
今月は、まさかのこの紙「D'CRAFT」をご紹介いたします。
D'CRAFTは強度の高い未晒クラフトにエンボス加工を施し、
意匠性を高めた紙でございます。裏面は表面の模様が透けて見えます。
エンボスの模様はこの通信にも使用しております「キューブ」の他に「ブロック」、「ドット」、
「フラワー」の合計4種類ございまして、残りの模様は封筒サンプルで使用しております`(*>﹏<*)′♡
【 今月の封筒サンプル 】
洋0サイズのダイヤモンド貼り封筒を作成いたしました!
無地でも封筒の形状によって印象ががらりと変わるので、色んな形状で作成したくなりますね。
印刷を施すことによってエンボスの存在感が増してより一層面白い封筒に仕上がります。
今回はフタベタ印刷と縁印刷を施して、オーダーメイドならではのデザインにしてみました(∩´∀`)∩♬
天折なので表面と裏面で2倍楽しめる仕様になっております。
今後も攻めに攻めた封筒屋通信を作成してまいります!
(蓮池)
現場レポート
グラシン紙や薄い和紙の加工
こんにちは。緑屋紙工・製造部の江口です。今回は封筒加工の際の一工夫について、ご紹介いたします。
グラシン紙や薄い和紙を製袋する際、紙が非常に薄く、 |
除電シートを巻くことが出来ないその他のローラーには右の写真のように機械にガムテープを貼り付けます。 |
左の写真はエアーの穴ですが、一般的な厚みの紙ですと、 |
また、通常のローラー圧で紙を通すとシワが入るので、
弱めていますが弱め過ぎるとローラーの間に空間が出来て紙が送れなくなるので、
調整が非常に難しいです。
(製造部・江口)
気になるトナリの封筒ザ・ワールド
パラグアイの封筒
今月はパラグアイの封筒を紹介します。
内容はウルグアイの封筒なので、ペルー副王領からの分離だと思っていたのですが、
アメリカの国旗が絵柄にあるので、アメリカの独立宣言が正しいと思います。
パラグアイは元々スペインの植民地で、このアメリカの独立宣言に影響され、
1811年に達成しています。
封筒の文字や絵柄には、活版印刷と型押しが施され印象に残る加工になっています。
封筒サイズは168mm×95mmのダイヤモンド貼りです。
パラグアイは南米の真ん中に位置する国で、首都はアスシオンで馴染みのない名称です。
でも実は日本人の移民が多く、「前原城(御影城)」というお城もあったりします。
日本から移民してきた前原さんという方が建てたお城で、
その人の設立した会社の卵はパラグアイ国内でのシェアが7割みたいです。
写真を見る限りなかなか立派で、日本の光景にしか見えないので、
是非検索して確認してみてはいかがでしょうか。
(鳥山)
作品事例
有限会社三和蝋紙所様
今回ご紹介するのは「有限会社三和蝋紙所」様の封筒です。
タイオウアトラス(未晒クラフト)にフルカラー印刷を施しており、
大小2種類のサイズ展開で可愛らしく、美味しそうなパッケージです。
未晒クラフトは紙の色が濃いため、一見フルカラー印刷は不向きに見え
ますが実は相性が非常に良く、とても綺麗に印刷することが可能です。
紙の影響を受けるので白い紙に印刷するよりも鮮やかさは抑えられますが、
沈んだ仕上がりがレトロになるので、デザインの幅も広がります。
「有限会社三和蝋紙所」様のように総柄でカラフルなデザインですと
ポップでありながらも昔懐かしい味が出て、
種類があればあるほど集めるのが楽しくなりますね。
コシが強く、パッケージにもってこいの未晒クラフト紙。
同系色や濃い色での単色の印刷もシンプルでおしゃれですが、
ぜひ一度フルカラー印刷でも作成していただきたいです(^・ω・^ )
編集後記
最後まで封筒屋通信をお読みいただきまして誠にありがとうございます!
今月号から増えている左下のスペース、気になりますよね…ε=( o`ω′)ノ
こちらは来月号で詳しくご紹介いたしますが、切り取って頂くと、見本帳になるんです!
皆様のためになり、そして楽しんでいただける【とあるもの】を製作中ですので
見本帳?と思った方も、思わなかった方も、来月号を要チェックです(*´▽`*)
(蓮池)