封筒屋通信2018年10月号

封筒屋通信2018年10月号

ヒゲ?多きナチュラルペーパー【OKカイゼル】

皆さんこんにちは!緑屋紙工の高比良です。

「秋の夜長に〇〇がおススメ!」などとよく聞きますが、私はもっぱら映画マニアなので映画鑑賞に浸っております…
最近はハロウィンも浸透してきているということで、今月は少しホラーなものを観ていきたいと思います(。-`ω-)

OKカイゼル紙サンプル

今回ご紹介しますのは「ヒゲ」が多めの【 OKカイゼル 】という紙でございます。

まずは皆様「ヒゲ」って一体なんなんだろう…?といったところだと思います。
この場合の「ヒゲ」とは“微細な木材片”のことです。

紙の中にヒゲを漉き込むことで、見た目の印象がナチュラルなテイストになり、洋紙としても可愛いらしい雰囲気を持っているのですが、和の風合いも持ち合わせているので、様々な場面で活用できます。

カラーバリエーションも多く、パステル調のものや渋さの光る色もありますので、デザインに合わせた色使いも楽しめます。
鉛筆などの乗りの良さも特徴です!

今月のサンプル テトラパック

ハロウィンと言えば「Trick or treat」の合言葉でお菓子を貰うのが風習の1つですね。
今回はお菓子のパッケージをイメージした「テトラパック」を作ってみました(゜_゜>)

平袋ハロウィーンパッケージサンプル

このテトラパックは封筒の応用で作ることのできる立体のパッケージの1つです。
フタの部分をシールで止めるだけで立体感を持たせることができるので、店頭陳列などにも最適です。

今回は大小で色違いをご用意しました。
色は「ちゃ」と「けしずみ」です。

どちらもハロウィンを意識した色合いですので、今後のご提案にご活用頂ければ幸いです!
サンプル発送時にはお菓子は入っておりませんのでご了承くださいませ(*ノωノ)(笑)

日々、別注封筒と向き合っていると様々な困難に出くわすことも多くあります。
お客様のご要望に1つでも多く応えていくべく、研究と鍛錬を重ねていきます!
それでは皆様どうぞよろしくお願いいたします!

封筒工房[緑屋紙工] 高比良)

封筒屋スタッフブログより

紙博

7月に開催された「紙博」に京都まで行きました。「紙博」自体はとても楽しく、そしてとても財布が軽くなりました。たくさんのアイテムをGETして心が弾む弾む。


GETしたアイテムの数々を見せてもらいましたが、どれも紙博ならではの紙を使用した面白おしゃれグッズばかりでした。
紙好きの方にはかなりおすすめなイベントです。

引用元ブログ:「封筒ふんとう日記 京都は暑いですが、夏ですから♪」

(記事作成:鳥山 コメント担当:福崎)

現場レポート 封筒を作る その2…[エキセン]

先月から現場レポートでは封筒の作り方をご紹介しています。
前回は封筒を作る一番最初の工程の「断裁」をご紹介しました。

今回のテーマは角を「抜く」行程になります。

封筒の展開状態にズボッと抜くエキセン

断裁が終わった紙は、封筒1枚分の四角い形です。
これではどのように折っても封筒にはなりません。

封筒にするためには頭(フタ)、底、糊代が必要になり、それを作り出すのがエキセンの加工です。

四角い紙の四隅を封筒の貼り方、仕様(天地、巾、フタ、底、糊代)や形状に合わせて4つのV字状の刃で抜き取ると、一気に封筒展開状態へ仕上がります。

エキセンの工程


実は弊社では、抜型(ぬきがた)をあまり使用していません。
抜型は封筒形状が比較的自由で、仕様の精度が超高精度に保てる半面、その型を作るのに、時間とコストがかかります。

弊社のエキセンは、豊富な種類の刃が用意されており、その刃を案件ごとに素早く型を合わせるため、抜型を作る時間とコストを削減し、仕様サイズの自由さと精度を持ち合わせています。

断裁もそうですが、エキセンも大きな刃で一気に抜く様子は迫力があります。

サイズの大切さ

エキセン加工の様子

エキセン機

弊社にご注文いただいた時に、サイズを細かく指定、またお聞きすることがあります。
なぜかというと、最初の工程である断裁・エキセンでサイズが分からないと、まず、紙が切れないからです。

1mm単位の細かい数値ですが、お客様に満足していただける製品をお届けするための大切なサイズになります。

ご不明な点がございましたら、弊社営業までお気軽にお問い合わせいただけると、詳しくお答えさせて頂きます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

次回は「窓抜き貼り」の加工工程をご紹介します。

封筒工房[緑屋紙工] 品質管理課石飛)

◆今月のオススメ封筒◆「特殊インクの印刷サンプル」

金・銀・白印刷のサンプル封筒(黒)

金・銀・白印刷のサンプル封筒(黒)

いつも封筒屋通信をご覧いただき、誠にありがとうございます。

今月はお客様作品事例ではなく、当店で取り扱っている【金・銀・白印刷のサンプル封筒】をご紹介させていただきます。

黒封筒には通常のインクで印刷しても色が出ないため、サンプルに印刷している「青金」「赤金」「銀」「白」の4色のみ印刷を承っております。

この4色は仕上がりが通常のインクとは異なりますので、黒封筒に印刷をご検討いただいている方にはよくご請求いただいております。
金と銀は他のインクにはない微細な輝きを、白はマットな質感や紙色の透け具合をご確認いただけるかと思います。

表面には4色が映える繊細な蝶のイラストを裏面には10%ずつ濃度の階調を変化させたカラースケールを印刷しています。
(※これが本当にお役に立つと好評です!)

黒封筒の印刷に挑戦してみたいけれど、どんな仕上がりになるか想像がつかないな…という時は、ぜひ一度ご請求ください。

封筒屋どっとこむ お客様の作品事例はこちら(300種類以上!)

封筒屋どっとこむ お客様作品事例

気になるトナリの封筒ザ・ワールド

フィンランド ムーミンの封筒

今回は、フィンランドで2013年に発売されたムーミンの封筒をご紹介します。

最近発表されました「ムーミンバレーパーク」は2019年3月16日に埼玉県飯能市の宮沢湖周辺にある複合施設「メッツァ」内に出来るらしいです。

作家はフィンランド出身の「トーべ・ヤンソン」。
もともとは第二次大戦中に反戦などの風刺画として描いていたものが、あるきっかけで戦後に絵本(漫画)として駅の売店などで販売されたのが最初。

魅力的なキャラクターと見た目のかわいらしさで人気ですが、結構複雑な設定で語られています。
ムーミンはカバではなくトロール(妖精)だったり、ミイはスナフキンと異父兄弟で、ムーミン一家の養女だそうで、とても人間らしさが溢れる作品ですね。

ムーミンの青い洋形封筒

封筒のサイズは200mm×140mmのカマス封筒。
綺麗な青色のベタで印刷されて、良い仕上がりです。

封筒屋どっとこむ 鳥山)

ヘンシュウコウキ

今月も封筒屋通信を最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。編集長の蓮池です。

ハロウィーン封筒パッケージその2

「今月の封筒サンプル」にて掲載している写真ですが、実はこれ、私の家で撮影したものなんです。

年間行事でハロウィンが一番好きでして9月を過ぎたあたりからソワソワ、ウキウキしてきます。

毎年色々なハロウィングッズが一斉にお店に並ぶので、歩いているだけでも楽しくて仕方がないです。
置き場所の都合で大人買いできないのですが、これからも地道に集めていこうと思います(笑)

3年前に手作りしたジャックオーランタンは今年も登場しているのでよければ探してみください♪

(蓮池)

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