封筒屋通信2025年10月号

10月号

【 お菓子と紙のアソート:五感紙/アンドレ/ビオトープ 】

封筒屋通信をご覧いただき、誠にありがとうございます!

編集長がウキウキになる季節です🎃👻🐺🦇🐈
今年こそは!かぼちゃの新作を!と思う今日この頃です(´ーωー`)

今月は「五感紙」「アンドレ」「ビオトープGA-FS」をご紹介します!

通信に使用している「五感紙」は厚手のエンボス紙で最大38色の深みのある色合いが特徴で、
季節を問わず使用いただける色展開になっております。

「ビオトープGA-FS」は薄物から厚物まで幅広く取り扱いがありクラフト調のため、丈夫です。
落ち着いた色味が多いため、この季節にぴったりですね。

「アンドレ」は現在は廃盤となっておりますが、仄かなエンボスに繊維を織り交ぜた
ナチュラルな色味が特徴の非常に手触りの良い、優しい紙でした。

🎃🍪今月の封筒サンプル🍬👻


「アンドレ」「ビオトープGA-FS」を使用しマチ付きのパッケージを作成しました(●^▽^●)



マチ付きサンプル
 

「アンドレ」の封筒は40mm、
「ビオトープGA-FS」の封筒は60mmの
マチがございます。


缶などの厚みのある箱物のパッケージとして、
はたまた袋いっぱいに詰め込んだ
お菓子のパッケージとして、
ハロウィンの季節にとっても使いやすい封筒が
仕上がりました(*´ω`*)🎵

なんと、この封筒の「マチ」は木型で抜いているわけではありませんΣ(・ω・ノ)ノ!
専用の型がございまして、仕上がった封筒の角を指定のサイズに切り落としているのです。
内容物に合わせて作成できますので、コストを抑えながらもマチ付き封筒を作ることが可能です♪



「アンドレ」は上部も切り落としており従来のマチ付き封筒のような形状に、
「ビオトープGA-FS」は底のみを切り落としてパウチのような形状に仕上げております(`・ω・´)
数mm単位で調整ができるため「何を入れるか」さえ決まっていればどんな形状でもお作りできます!!

大きいサイズから小さいサイズまで、そして薄いものから厚いものまで
「封筒」の限界を超えるべく、日々精進してまいります(`・ω・´)ゞ
(蓮池)

現場レポート

[角落とし~マチ~]

封筒サンプルについて現場の皆さんにお話を伺いました!

▼断裁・エキセン(Kさん)

用紙の反りが大きかったため、断裁前に半日ほど重しを乗せて反りを軽減しました。
完全には矯正できませんでしたが、作業に支障のないレベルまで改善できたため、
その後の断裁、エキセン作業共にスムーズに進めることができました。

▼製袋(Wさん)

貼り合わせ部分で繋がるデザインは機械の特性上、
加工の過程でわずかなズレが生じるため、完全に柄を合わせることが難しかったです。
そのため、柄が揃っているものと、少しずれているものが混在する仕上がりになりました。
また、糊付け面に印刷があったために通常よりも接着強度が低く仕上がりました。

▼エキセン・マチ加工(Tさん)

封筒形状に仕上がったものを複数枚を重ねてエキセン抜きを行うため、
束の上と下でわずかなズレが生じます。
慎重な作業を心がけましたが、このズレを完全に防ぐことは困難なため、
ズレが目立ちにくいデザインをお勧めします。

フタの左右に角度がある形状は、0.数mmのわずかなズレでも目立ちやすくなります。
より美しい仕上がりのためには、フタには角度をつけず、
直線的なデザインにされることをお勧めします。

気になるトナリの封筒 ザ・ワールド

モナコの封筒

今月ご紹介するのは、モナコの封筒です。
それぞれの切手には、美しい街並みが描かれています。



モナコの封筒
 

裏面にはグレーがかった
透けにくい加工が施されており、
封筒全体には不思議の国のアリスのような
雰囲気の印刷がされています。
触れると凹凸があり、
高級感のある仕上がりになっています。

例にも漏れず、今回も少し調べてみました(笑)
モナコは地中海の国で、画像を見ていると、海と可愛らしい街並みが、
いかにも地中海の名にふさわしい美しい景色でした。

さらに詳しく調べると、この封筒は1970年に開催された大阪万博の際に発行された記念切手と
その封筒であることが発覚しました! 今年の話題にぴったりの封筒ですねΣ(・□・;)

ちなみに私は万博にかけこみで行く予定があります
(生きているうちに次の機会があるかわからないので行っておきたかったのです笑)が、
パビリオンや予約などの段取りがよくわからず、現状は友達任せです( ノД`)
先日行った美容室の担当の方が、「絶対ここに行きたい!みたいなのがなくても楽しめましたよ!!」
とおっしゃっていたので、ゆるく楽しんでみたいと思います✨
(角谷)

作品事例【 株式会社ハイ・スポーツ社 様 様 】

今月は「株式会社ハイ・スポーツ社 様」の封筒をご紹介いたします!



作品事例03
 

青いラインがパッと目を惹く、
スタイリッシュな封筒を作成させていただきました。
フタは片側がカットされておりまして、
一般的に「開封加工」と呼ばれております。

こちらは、郵送の際に窓口で内容物を
確認できるようにするための加工で、
第三種郵便・四種郵便で主に使用されています。

通常は左右どちらかのフタをカットするのですが、中身の確認が出る穴であれば、
フタではなく、封筒の横側に穴を開けることも可能です。

第三種郵便・四種郵便とは、それぞれ承認を受ける必要がございますが、 指定の郵便物が通常よりもお安く郵送できるサービスです。

【 第三種郵便物 】

郵便局の承認を受けた定期刊行物を、低額な料金で送ることができます。
⚠年間発行回数が4回以上、1回の発行部数が500部以上のもの

【 第四種郵便物 】

一定の条件を満たした郵便物のことで、通常の料金よりも安く送ることができます。
⚠「通信教育用郵便物」「点字郵便物、特定録音物等郵便物」「植物種子等郵便物」
 「学術刊行物郵便物」の4つ

当店ではフタのカットもよくご依頼いただきます。
端から何mm、何分の何mm、ご希望のサイズで加工が可能です。
「株式会社ハイ・スポーツ社 様」の封筒は、青いラインに沿って加工しております。
非常にずれやすく注意が必要となるデザインですが、印象には強く残ります。

こちらのデザインは封筒の下部から底にかけてベタ印刷がございますので、
作製の際はオーダーメイドとなりますが、
印刷範囲内であれば既製品封筒のフタをカットすることもできます。
ご希望のイメージをお伝えいただけましたらご希望の仕様でお見積もりいたしますので、
開封加工もお気軽に封筒屋どっとこむにお任せくださいませ。
(蓮池)

編集後記

今月も封筒屋通信をお読みいただきありがとうございます!

少し前までは看板やポスター、メニューなどのデザインや、
使用されているフォントが気になっていたのに、
今では瓶や箱物のパッケージを見ては「このサイズなら何mmのマチで封入できるかな?」
などと考えるようになりました(;´∀`) 本当に、職業病って怖いですね…(笑)
マチ付き封筒のサンプルを作るにあたり、色んな商品を探すようになり、
いつしか商品を見るたびにぴったりのパッケージが作りたい!と
思うようになりました(/・ω・)/⌒*★
今回のサンプルは、今後もサイズやマチ幅を変えてどんどん
ご紹介していこうと思っております!お楽しみに!!

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