封筒屋通信2024年8月号

2024年8月号

【 sundice:OKサンドカラー 】

封筒屋通信をご覧いただき、誠にありがとうございます。
蝉が鳴き始めると”夏が来たな”と感じますね☀
東京にはツクツクボウシがいたので、また出会いたいものです。



OKサンドカラー
 

ジリジリと暑い今月は「OKサンドカラー」を
ご紹介します🎨

その名の通り砂を模しており、ECFパルプ(エコパルプ)
配合の環境にやさしい紙で、色味は合計10色の展開があり
「にんじん」「とまと」「きゅうり」などの
野菜の名前がついているものもございます(n*´ω`*n)

ベースはグレーや茶系の繊維が、
野菜の紙には同系色の繊維が散りばめられており、
名前と相まって可愛らしい印象がありますね(`・ω・´)ノ

厚みは「70kg」から「170kg」まで
4パターンございますので、封筒から招待状などのカード、
ケースなどにも使用いただけます。

 

🍨今月の封筒サンプル🍦


今月は直径36mmの丸窓と34×17mmの半月形状の窓を使用し、
変形の窓付き封筒を作成しました(/・ω・)/⌒*★
通信と合わせて封筒の色は「ホワイト」「ローズ」「ペールブルー」の3種類を使用しています。
どれがお手元に届くかはお楽しみとなります(*´▽`*)♬

紙に繊維が泳いでいるので、表面には印刷せずに内側にアイスを散りばめました!
そうです、私にはこの紙がアイス柄にしか見えません…!(笑)
この封筒で生まれた窓チップを重ねれば
バニラアイス、イチゴアイス、チョコミントに見えてきませんか?

当店には一般的な長方形の窓の他に「丸窓」や
今回のような半月形状の「変形窓」の方も多数ございます。
仕様やデザインに合わせた形状、サイズ、位置で作成いただけますので、
一度ご希望のデザインなどをお送りいただけますと幸いに存じます(*^^*)
(蓮池)

▼現場レポート

[変形の二つ窓]

封筒サンプルについて現場の皆さんにお話を伺いました!

▼断裁・エキセン(Hさん)

特殊紙でしたが、特に作業で難しいことはありませんでした。

▼窓抜き・貼り(Eさん)

真円と半円の2つの窓があるデザインで、先に真円だけを抜いて、
次に半円を抜いてフィルムを貼りました。
フィルムを貼るために、円形状に沿って糊を付ける必要があり、
その部分の調整に非常に時間がかかりました。
また、封筒の幅に対してフィルムの幅がほぼ同じ寸法だったため、
フィルムがズレないように丁寧に機械を操作しました。

▼製袋(Hさん)

初見で小さな封筒に窓が2つあり、紙がしっかりしていたので難しそうなイメージがありました。
窓がある箇所とない箇所で紙の強度が変わり、
その影響で機械の運行がうまくいかないことがあるので、慎重に機械のセッティングをしました。
結果、セッティングには時間がかかりましたが、
運行中はトラブルもなく最後まで貼りきることができました。

気になるトナリの封筒 ザ・ワールド

スロベニアの封筒

今月ご紹介する封筒はスロベニアの封筒です。



スロベニア
 

可愛いキツネの女の子が描かれた切手と
スタンプが、素敵なFDCですね。
ということで、今回この切手のイラストについて
少し調べてみました。

絵本か何かのワンシーンかと思いましたが、
絵本のタイトル等は出てきませんでしたので代わりに
記載された「jelka reichman」について調べてみると、
このイラストの作者で、イェルカ・ライクマンという
画家のお名前でした。
スロベニアでは、絵本でよく知られているそうです。
色々とみていると、他にも可愛らしいイラストが
沢山有りました。

今回の封筒にはいつものような説明カードが同封されていませんでしたので、
この封筒が何を記念に製作されたものなのか等の経緯に関して把握することができませんでした。
封筒の仕様は一般的な、洋型のカマス封筒で、サイズも洋2サイズです。
2003年の封筒の為、口糊のグラシンテープの糊は粘着力もなく使えなくなっています。
グラシンテープ等の効果期間の重要性を改めて思い知る瞬間でした(^^;
(角谷)

作品事例【 エシカルカウンセル 様 】

今月は「エシカルカウンセル 様」の封筒をご紹介いたします。

142x212mmの封筒の中央に六角形の窓をあけたパッケージを作成しました。



作品事例00
 

窓は90mmx78mmの大きさで、フィルムの
貼られていない「オープン窓」という仕様です。
封筒のサイズ、窓の形状や位置によっては
加工が難しくなる仕様のため、
ご希望の際は一度お問い合わせいただけますと
幸いに存じます。

フィルムを貼り付けていない分、
内容物を実際に触って見ていただけるので
用途も広がりますね(*`・ω・´)

エシカルカウンセル様の封筒も
「みつろうラップ」のパッケージに
お使いいただいております🐝

紙は「アラベール-FS」のナチュラルを使用しており、
やさしい色味と風合いが特徴ですが、
スタイリッシュなデザインと相まって高級感も増していますね♬
パッケージのため、一般的な封筒よりも厚手でございますが、
152g/m2も機械で加工することができます!

「紙製品だから、強度が心配…」という方には
機械で加工できる厚みでのご提案もいたしております(((o(*゚▽゚*)o)))
紙サンプル、形状サンプルも承っておりますので、お気軽にお申し付けくださいませ。

複雑な形状の場合は、窓の型ではなく
”封筒自体の木型”を作成することでご対応いたしております。
マチ付き封筒に窓加工する場合や、キャラクターや記号の形の窓加工なども
専用の木型を作成することでさらに自由度の高いデザインで作成いただけます\( ‘ω’)/

「こんなパッケージを作りたい」というご要望に可能な限りお応えいたしますので、
どんな内容でもお気軽にお問い合わせくださいませ!
(蓮池)

編集後記

今月も封筒屋通信をお読みいただきありがとうございます!

先日、北陸地方に訪れた際に、とある電車に乗ることがあったのですが、
その鉄道では切符のみの対応ということで、数年ぶりに電車の切符を購入しました(●´ω`●)
電子化に慣れてきた中で、駅員さんに切り取ってもらうタイプではなく判子というのも、
その土地の良さを感じました。
利用する鉄道によっては切符の背景(電車のイラスト)が変わっていたっけ、
4桁の数字の端と端がぞろ目だったらこうだったな、
なんて思いながら、電車に揺られていました。
切符ってどうやって作られているのでしょうか…!
(蓮池)

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