封筒屋通信2023年4月号

4月タイトル

【 革のような:レザック75 】

封筒屋通信をご覧いただきまして、誠にありがとうございます!
まだ少し肌寒いですが、行く先々で桜を見かけるようになりました。

桜舞い散る今月は「レザック75」をご紹介いたします🌸



モフル
 

レザックはレザーライク ”革のような”という意味の造語で、
その名の通り革のようなエンボス加工が表面に施された
紙でございます。

「レザック75」は子ヤギの皮風で「レザック66」は
子牛の皮風です。
名前の後ろの数字は発売した年数を表しております。
75は1975年、66は1966年発売の
とても歴史ある紙です。

革のようなエンボス加工が高級感を演出しており、
90kg・130kg・175kgとしっかりとした厚みが
あるため、封筒以外に本の見返しやパッケージにも
ご使用いただいております。

🌸今月の封筒サンプル🌸

  • 封筒01
  • 封筒カードin

今月も窓付きの名刺サイズの封筒を作成いたしました(∩´∀`)∩
55×91mmの封筒に、直径21mmの丸窓を加工しております!

前回はフィルムありの2つ窓でしたが今回はフィルムなしの1つ窓です。
上の写真のように窓からチラリとデザインを覗かせてみるもよし、
香り付きのカードや、名刺・ショップカードの一部分を見せてもよしです♫

革のエンボス加工があるため、そのままでもインパクトがございます。
目に入るとついつい手に取ってしまうのではないでしょうか…!
紙色に合わせた色で印刷しても高級感がぐっと増します✨

窓フィルムなしの仕様は封筒サイズや形状によって加工の可否が変わります。
気になられた際はぜひお問い合わせくださいませ!
(蓮池)

▼現場レポート

[名刺DE封筒~オープン丸窓~]

今月のサンプルについて現場の皆さんにお話を伺いました!

▼ビク抜き(Uさん)


印刷がある時のように、ミリ単位の位置調整が不要であったので、比較的簡単な作業でした。
紙から抜いた形状にむしり取る作業は、紙が特殊でしたがこちらも問題なく作業できました。

▼窓抜き(Mさん)



ポンス
 

型を位置決め設定した紙の上に置いて抜く機械(ポンス)で

抜きました。(※左の写真参照)


この機械の場合、小さな封筒でも位置ずれなく抜くことが

できますが、毎回、刃型の中に溜まる抜き跡を取り除く

必要があるので他の機械よりも時間がかかりました。

▼製袋(Wさん)


小さい封筒でオープン窓だったので、作業前は型替えに時間がかかるかと思いましたが、
窓の形が丸い形状だったのでひっかかりがなかった点や、
窓の位置が絶妙でもう少し左側にあると特殊な治具が必要なところ
今回はそれが不要だった点、そしてレイドがある紙でしたが、紙厚が丁度良かったため、
最初に感じた不安とは裏腹にスムーズに生産することができました。
もう少し厚みのある紙だったら大変だったと思います。

気になるトナリの封筒 ザ・ワールド

フィンランドの封筒

  • フィンランド

フィンランドのアーティストがプリントされた封筒です。
171mm×115mmのカマス封筒で全面にベタ印刷されています。
フタは短く22mmしかありませんが、海外の封筒ではよく見かけるサイズです。

プリントされている女性は「Ritva Puotila」さんです。
紙を原料としたカーペットやブラインド、その他雑貨を扱っている「WOODNOTES」というブランドを立ち上げています。
なんと、ショールームが東京の御殿山にあるそうです。

その紙を原料とした素材を「ペーパーヤーン」と言い、関西弁みたいな名前なのですが、
静電気が発生しにくく埃や塵を寄せ付けず、撥水加工もされているという優れものです。
ただ、クリーニングできないという弱点があり、何だか惜しい気がします。
(鳥山)

【 作品事例:有限会社タロウズ 様 】

  • 作品事例01
  • 作品事例02

今回ご紹介させていただくのは「有限会社タロウズ 様」の封筒です。

こちらは一見通常の白い封筒に黒で印刷された封筒に見えますが、
なんと「黒の箔押し」に「エンボス加工」が施された封筒になります!
紙もNTラシャのため、手触りのよさも高級感を更に高めております。



ポンス
 

箔押しは一般的に金色や銀色が主流ですが、黒色や白色、
その他の色やメタリック系からホログラム系まで
様々な種類がございます。

艶あり、艶消しなどの加工も合わせてご指定いただけます!
有限会社タロウズ様の黒の箔押しは、
艶ありで加工致しております。

色や種類によってはご対応が難しかったり、
お取り寄せとなるため、
お問い合わせいただけますと幸いです。



ポンス
 

エンボス加工はご希望のデザインで型押しし、
立体感を出す加工です。
こちらは浮き上げ(凸加工)と浮き下げ(凹加工)の
2種類ございまして、
有限会社タロウズ様のエンボスは浮き下げ(凹加工)に
なります。
浮き上げも浮き下げも非常にインパクトがあり、
高級感も演出できますので、
ロゴマークに加工いただくことが多いです(`・ω・´)✨
エンボスの上から箔押しや印刷の加工も頂けますので、
唯一無二の封筒が作れるのです…!

⚠エンボスと印刷は別の加工となるため仕上がりはズレやすいです。

編集後記

今月も封筒屋通信をお読みいただきありがとうございます!

  • エイ
  • サメin

ノコギリエイとノコギリザメの違い、知っているようで知らないなと思い調べていたのですが、
ノコギリザメにはヒゲが生えていてエラが側面にあるのに対し、
ノコギリエイにはヒゲがなくエラが腹部にあるのが特徴らしいです...φ(..)メモメモ
よく見てみると、ノコギリザメのノコギリは先端が尖っていてノコギリも細長いのですが、
ノコギリエイのノコギリは先端が平らで1本1本太くなっているみたいで、
改めて見てみて感嘆の声を漏らしました(笑) 全く違う…Σ(・ω・ノ)ノ!
日本でも見れることが出来そうなので、いつかこの目で2匹とも拝みたいものです…!!(((o(*゚▽゚*)o))) 
(蓮池)

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