印刷面保護や質感の変化、デザイン性等を狙って、様々な表面加工を施す事が可能です。
ニス引き
主に封筒製袋時のインク汚れを防ぐために加工されます。ニスには艶がある「グロスニス」と艶がない「マットニス」があります。基本的には艶がある紙には「グロスニス」、艶がない紙には「マットニス」を使用いたします。
PP加工
薄い透明のPPフィルムを表面に熱圧着します。 ニス引きと同じく、印刷面の保護が目的であることが多いのですが、その保護性は非常に高く、封筒の強度も増します。
強度が求められるマチ付封筒や紙袋に使用されることが多い加工です。
またPP貼りも「グロスPP」と「マットPP」がありますが、光沢感やマット感がニスよりも高いので、より高級感を出すことができます。
熱で紙が反ってしまうため、薄い紙には加工できません。
蝋引き(ロウ引き)
蝋引き(ロウ引き)とは、蝋を紙に染み込ませる加工のことです。 元々は防水加工が主な目的でしたが、最近ではその独特のアンティークな風合いが好まれ、デザイン性を上げるために加工されることが多いです。
濃いこげ茶色の未晒クラフトに加工するとレトロ感が強く出るため、よく蝋引き(ロウ引き)に使用されます。
通常の加工よりも2、3週間ほど納期が加算されます。
蝋(ロウ)を引くと紙が透けたり、シワが発生します。質感の変化がろう引き加工の大きな魅力です。