封筒印刷よもやま話

口糊の種類と名称の違いについて

封筒で書類などを発送する際には封をとじますが、 この封筒のフタ部分にあらかじめ糊のついたものがあります。
糊が最初から付いていると、テープや糊を別に用意する必要がなくとても便利です。

そんな便利な口糊には実は色々な種類があるのはご存知でしょうか。
この記事では、口糊の種類とその名称、またそれぞれの違いやメリットについてご紹介します。

長期保存を目的とするか、手間を減らすことを重視するかで、
封筒の口糊をお選び頂くのが一つの目安です。

主な封筒の口糊4種類

■アラビア

封筒の口糊-アラビア糊

水のりとも言われる糊です。
アラビア糊を塗って乾燥させてありますので切手のように、 水分を含ませることで接着します。横型の洋形封筒でよく見かけるタイプです。

手作業で封をするにはひと手間が必要な糊ですが、
自動封入機で内容物を入れる場合は、アラビア糊がよく使用されています。
アラビア糊は湿らせない限り封筒同士がくっついたりしないので、長期間の保存に向いています。
(アラビア糊が付いた既製品封筒はこちら)
当店ではご使用時に見やすい用に黄色のアラビア糊加工をしております。
白色のアラビア糊をご希望される場合はお気軽にご相談ください。

■アドヘヤ

封筒の口糊-アドヘヤ糊

スチック、タックとも呼ばれている口糊です。
糊と糊とを合わせて強く押しつけることで接着します。

アドヘヤは、封筒の本体部分とフタ部分の両方にゴム系接着剤を塗って乾燥させてあります。
この糊はゴム状になっており、フタを折って本体部分とフタ部分を押さえれば接着するようになっています。

同時に大量に封かんするのに便利なタイプなので手作業を伴うDMなどを一度に送るときはこちらが便利です。
封緘作業が手早く、またゴミを出さずに出来る点がメリットです。
封かんの手間を削減するのに適していますが、
糊の表面が空気にさらされていますので、長期保存には向きません。
そのためアドヘアを糊に使う場合は、納品されてから使用までの期間に注意していただく必要があります。
口糊の効果は3~6か月程ですので、長期保存は難しいというデメリットがあります。
(アドヘア糊が付いた既製品封筒はこちら)

■両面テープ

封筒の口糊-両面テープ

フタの部分に、両面テープが貼られているいて、テープを被っている紙をはがして接着します。
市販の封筒でよく見かける口糊で、高い粘着性を安定して維持できるため長期保存向きです。
少部数ですとお安く加工出来るという点もメリットです。

両面テープには、スラット、エルコン、ファインタックなどの名称があります。
洋0(洋長3)封筒に付いているアラビア糊加工の上から、両面テープの加工も可能です。
また、ご希望の場合、両面テープの耳だしテープ加工やハの字テープ加工も可能です。

■グラシンテープ

封筒の口糊-グラシンテープ

クイック、Nクイック、剝離紙、ハイシール、グッド、テープタック、ワンタッチとも呼ばれます。
両面テープより剥離紙が剥がしやすいというメリットがあります。

アクリル系接着剤が胴の方に糊が塗られ、その上をグラシン紙で覆ってある口糊です。
ご希望の場合、フタへの加工も可能です。

使用する際にはグラシン紙をはがして接着します。
通常の保管状態でしたら、口糊の効果は半年~1年程粘着力が持続し、長期保存向きの加工です。

色々と便利な口糊加工を施す事で、封緘作業の手間を減らす事が出来ます。
今回ご紹介しましたそれぞれの口糊の種類のメリットを踏まえて、用途に適したものをお選びください。

また、ご自宅や勤め先に届いた封筒をチェックしてみるのもおすすめです。
これまで注目していなかった口糊の特徴をご理解頂けるかもしれません。

封筒の口糊-接着方法、効果期間、用途の比較表

グラシン、アドヘヤ、アラビア、両面テープそれぞれの特徴を表にしました。
是非ご参考になさって下さい。 封筒の口糊加工比較表 封筒屋どっとこむの口糊加工のページも是非ご参照下さい。
    (記事公開:2015.3.10 記事更新:2020.5.18)